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今どきの“会社宴会” 常識・非常識

忘年会の季節が近づいてきましたね。お酒も入る宴会の場は、ちょっとした非常識な行動で大ひんしゅくを買ってしまうことも。そこで、今どきの会社宴会の常識・非常識を探ってみました。

執筆者:泉 まつお


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年末年始に向けて会社宴会が増えてきます。あなたの会社の「常識」はどのライン?
気心の知れた友だちとの飲み会と会社の宴会はなにかと勝手が違うもの。会社の忘年会や新年会、歓送迎会などは公の行事である以上、守らなければならないマナーというものもあります。

そこで、この「宴会」でのマナー、常識というものを探ってみたいと思うのですが、ここで注意しなければならないのが、会社の宴会はその会社によって雰囲気が大きく異なるということです。
例えば、A社では非常識なことがB社ではなんら問題にならなかったり、C社では当たり前のことがD社では大ひんしゅくを買う行動であったり。

そこでまずは、会社宴会について様々な業界の女性に様子を聞いてみました。



女性社員は上司にお酌をするのが当然?


「当然です。そして、とにかくよく飲むことがよしとされて、ノリよく飲むことが評価されるみたいな感じがあります」(商社)

「宴会全体として当然という感じではありませんでしたが、年配の男性上司のなかには若い女性がお酌をするのが当然と思っている人もいるようです。自分のところにお酌がこないと露骨に機嫌が悪くなりますから」(メーカー)

「お酌はしていません。みんな、淡々とそれぞれに…という感じ。あまり盛り上がらないので、楽しくないです。おじさんが多い会社だからでしょうか」(出版)


宴会に出し物はありますか?


「出し物を強要されるということはありませんが、メンバーが自主的に盛り上げています」(IT)

「必ずあります。私の部では、新人歓迎会ではマネージャー全員が踊ったり、忘年会は事業部長がサンタに仮装したり。事業部に、宴会で一体感を醸成しようという意図があるので、常に、自分たちの頑張りを称えあおうという雰囲気です」(情報産業)

「出し物はありません。ただ、時々、皆でコールをかけるというちょっと変わった慣習があります」(不動産)

「そもそも宴会を盛り上げることが仕事なので、皆、ここぞとばかりに頑張ります。新しい案を披露してまわりの反応をチェックし、商品にならないかを考えることもあったりして」(ブライダル)


会社宴会は楽しみ?


「正式な宴会は毎月積み立てている部費を使うので、比較的おいしい、高級なお店にいける。そういう意味で楽しみです。小規模な飲み会は下っ端が幹事をやるので、予算は限られるものの、自分たちの好きなお店をチョイスできる。これもいいです」(カード会社)

「面白い人が多いので、宴会は楽しみです。普段は見ることができない一面を見ることもできるし」(商社)

「外部の協力会社さんも交えた宴会は、宴会の場にも力関係が反映されて気疲れする。時にはおだて役に徹しないといけないこともあって、つまらない」(編集プロダクション)

「やっぱり気を使うので、楽しみにはならないですね」(メーカー)



やはり、会社宴会の雰囲気はそれぞれに大きく異なるよう。
では、次のページで、様々な会社宴会に共通する常識・非常識を考えてみましょう。
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