女性の転職/女性の再就職・職場復帰

テンプスタッフ篠原社長が語る~仕事~

派遣会社でおなじみのテンプスタッフ。篠原社長に「仕事をするということ」について、また「派遣という働き方」について、語っていただきました。

執筆者:川崎 あゆみ

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。2008年の記念すべき第1本目の記事には、人材派遣会社のテンプスタッフ株式会社 篠原欣子社長をお迎えし、「働く」ことについて語っていただきました。

資本金100万円でスタートさせた会社が
年商2000億円を超える企業に成長

篠原欣子社長:1934年、神奈川県生まれ。1953年、三菱重工業株式会社を経て、スイス、イギリスに留学。語学、秘書学を学び帰国、その後1971年、オーストラリアにわたり、社長秘書として就職。1973年、同社を退社後帰国し、人材派遣会社テンプスタッフ株式会社を設立。2006年、東京証券取引所第一部上場。アメリカ『フォーチュン』誌による「世界最強の女性経営者」に2000年から8年連続選出されている
篠原社長は、今から35年ほど前、38歳の時に資本金100万円で、テンプスタッフ株式会社を設立。2006年に一部上場を果たし、現在の年商はなんと2000億円超!さらにご自身は、アメリカの経済誌「フォーチュン」誌に世界で最も影響力のある女性経営者として8年連続で選ばれている辣腕経営者です。

2600名の従業員を束ねるお立場にある篠原さん。ご自身も仕事上で失敗し、悩んだり落ち込んだりを繰り返しながら、前進してこられました。その篠原さんが、「仕事をする」「働く」ということについて、どのようなお考えをお持ちなのか、うかがってみました。

素敵な仕事なんてない働くって、もっと地味なこと

ここのところ、「自分探し」とか「自分に向く仕事」とかよく言いますね。最初から「素敵な仕事」があるわけじゃないし、そもそも仕事に素敵と素敵じゃない区別ってあるかしら? 仕事なんて大変なことばっかり。お金をいただくわけですから、好きなことばかりできるわけがありません。どんな仕事にも価値があるし、働くってとても素敵なことですよ。

最初から「仕事って大変なもの」だと思っていた方がいいと思いますよ。一生懸命やっているうちに、だんだん慣れてきて、スキルもあがる、誉めてもらったり、誰かに感謝されたり、役に立ったり。それによって、成長を実感できるようになってきます。仕事の幅も広がり、責任のある仕事を任されるようにもなるでしょう。そうしたプロセスがあって、だんだんおもしろくなってくるんです。

とにかく目の前の仕事を一生懸命やってみる

今の時代には、そぐわないって思われるかもしれないけど、「石の上にも3年」っていう言葉の通り、しばらくは自分の目の前にある仕事を一生懸命、夢中になってやってみることが大事ではないかしら。最初は、「嫌だ」「大変だ」「おもしろくない」と思うかもしれないけど、そんな風に思えるのは、まだ余裕があるから。そんなことを考える暇もなく、がむしゃらに働いてみる。最初から、「おもしろい仕事」や「素敵な仕事」なんてないんだから。

仕事の口があっても、「私にはもっと素敵な仕事があるはず」と夢見がちな人が時々いますね。でも、「私のする仕事ではない」「向いていない」などと言っていると、なかなかスタートできません。とにかく「エイヤ!」で始めてみること。始めてみたら、うまく回り始めて、その中から自分の方向性が見えてくるものです。まずは、始めてみないとね。

ちょっと耳の痛いメッセージですが、篠原社長だって、最初から成功していたわけではありません。「顔で笑って、心で泣いて」という状況も、もちろん何度となく経験されているのです。>次ページへ
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