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モノを作る喜びを仕事に ガラス工芸職人(4ページ目)

自ら手がけたものが形となり、人の手に渡る。「自分の仕事が目に見えることがうれしい」と感じる人が増え、今、モノを作る仕事が注目されています。今回は、ガラス工芸作家にお話を伺いました。

執筆者:三輪 貴子

良かったと感じるときは?

羽藤さんの作品 端午の初節句オブジェ
出来上がった作品をお客様へお渡ししたとき、とても喜んでくれることです。今までも、エステで痩せた・きれいになったとか、カラーを習ってセンス良くなったとほめられたなど喜びの声をたくさんいただいていました。ガラス工芸の仕事は、ギフトが多いので、注文した人(贈った人)だけでなくもらった人が喜んでくれたという2重の喜びがあるのです。

さらに、もらう人のことを考えたカスタムメイドの商品なので、その喜びも格別なもののようで、2度も3度も喜びの声をお寄せ下さることも多いですね。弊社が目指していることは「もらって嬉しい・贈って嬉しい・作って嬉しい・そしてかかわっている人みんなが嬉しい」です。

そして、仕事をしていると、天職にめぐり合ったのだと思えることです。「作ること」は日本人が持っている誇れる能力です。ものづくり日本が、海外に技術を輸出し、コストを下げ、価値を下げていきました。でも、今またもの作りが見直されつつある。そのもの作りに携わる末端の一人として、先人から受け継いだ能力を残していきたいと思っています。そう思えるものにめぐり合えたことを、日々感謝しています。

思い描いていたこととのギャップは?

趣味と仕事の間ぐらいの感覚ではじめたので、特にギャップはありません。自分の天職にめぐり合えてよかったと思っています。これまで、いろいろな仕事に就きましたが、ずっと続けたいと思えたのは、この仕事だけです。

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