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サービスのプロ、料亭の女将に聞く 相手に気を使わせない気配りとは(2ページ目)

仕事のなかでは、相手に対する気配りが必要なケースは少なくありません。しかし、簡単なようで難しいのかこの「気配り」。そこで、サービスのプロ、料亭の女将に聞いたコツをご紹介します。

執筆者:泉 まつお

●気配りのコツ2
半歩先を整えるのがスマートな気配り


話をしている相手がたばこを吸おうとしたときにどうするか。
すかさずライターを差し出すという気配りもありますが、相手がライターを持っているのであれば、それは必要ないのではないか、と女将は言います。

それは、気配りの押し売り。
それよりも、机の上にある灰皿を使いやすい位置にさっと動かす方がスマートです。
これが、相手の行動の半歩先を読み、その人がスムーズに行動できる環境を作るという気配り。
気配りには先を読む力も必要です。



●気配りのコツ3
相手に「お気遣いなく」と言わせる気配りは社交辞令


取引先を訪問して応接などで待つとき、「なにかお飲みになりますか?」と聞かれることがありますが、そんなとき、多くの人は「お気遣いなく」と答えるのではないでしょうか。
この「なにかお飲みになりますか?」という気配りは、本当の気配りではないと思うと女将は言います。

相手の希望に沿った飲物でもてなしたいなら、「飲物をお持ちしますが、温かいものか冷たいもの、どちらにいたしましょう」、「コーヒー、日本茶、ジュースがご用意できますが、お好みは?」など、飲物を用意することを前提に声をかけるべき。
相手が、自然に「○○がほしい」と答えられるようにするのが気配りなのです。



これら気配りのコツは、お客さまと接するときだけでなく、ビジネスの様々な場面で応用できます。
そしてその気配りは、「○○さんとの仕事はいつも気持ちよくできる」という評判につながり、自分自身の仕事をスムーズにすることになるでしょう。
目立たないことかもしれませんが、気配りは自分のため。
ちょっと目を向けてみてはいかがでしょう。
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