花嫁さんのご希望があれば、小物(ティアラなど)あわせやブーケの打ち合わせにも、立会います。(久保木さん)*写真はイメージです |
自分が社会から必要とされていない寂しさ ~仕事再開~
某女性タレントさんのヘアメイクは、1日5本にのぼることも。5年間そんな忙しい毎日を送っていましたが、結婚を機に専属ヘアメイクを辞め、東京から大阪へ移住。大阪ではヘアメイクの仕事をするつもりはなく、1年間はゆる~い生活を送っていました。ところが、毎日ジャージを着て誰にも会わない生活していると、体までジャージのようになってきて・・・。(笑)自分が社会から必要とされていない寂しさを感じるようになり、師匠から「一緒に立ち上げたブライダルのヘア&メイクアップ事務所“PARADISE”の関西アーティストとして、仕事をしてみたら」と連絡をもらい仕事を再開しました。某女性タレントさんの専属ヘアメイク担当になる前は仕事のひとつとしてウエディングの仕事をしていたこともあり、メイクをしてもらい輝いた花嫁さんが喜んでくださることに、とてもやりがいを感じていました。それをキッカケに、ウエディングの仕事をはじめることに。それが現在の「PARADISE WEST」です。
そのドレスが一番似合う人になってもらわなきゃいけない ~具体的な仕事~
ウエディングの仕事は、当日までの準備と、結婚式当日の大きく2つに分けられます。当日までの準備は、お問合せをいただいたあと、花嫁さんにお会いしてカウンセリング。最近はレンタルドレスが多いので、同じドレスを着る方はたくさんいらっしゃるかもしれませんが、その花嫁さんのためのコーディネートは、世界に1つしかありません。ですから私は、イメージをつかむためドレスのフィッティングにも必ず立会っています。ドレスが決まったら、ヘアメイクのリハーサル。前髪の分け目が1センチ違うだけでも顔立ちが違って見えるので、1回4時間程度じっくりとリハーサルを行います。リハーサルでは、私だけがいいと思ってもダメ。実際にヘアメイクをして、花嫁さんが納得して初めて合格になるのです。一度のリハーサルで決めることのできない方の為に、再リハーサルは何度でも納得できるまで行えるシステムにしています。
結婚しようと思った女性は、結婚式1日のために、世界中から1着のウエディングドレスを選んでくると思うのです。だったら、そのドレスが一番似合う人になってもらわなきゃいけない。その花嫁さんの思いを受け止めてあげられないと、当日、きちんとお世話はできないと思っています。確かにプレッシャーは大きい。(笑)毎回全力です。当日は、ヘアメイクだけではなく、花婿・花嫁が安心して過ごしていただくためのサポートをするので、ヘアメイク以外の仕事も多いですね。
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