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お金と人生をつなぐ ファイナンシャルプランナー(3ページ目)

生きていくうえで欠かせないお金。そのお金を様々な面からアドバイスするということは「人生」をサポートすること。今回は、ファイナンシャルプランナーの資格、および活躍中の女性へのインタビューご紹介。

執筆者:三輪 貴子

メディアへのPRやセミナーでのプレゼンテーションなど、実際の活動のためにもパソコンはなくてはならないものになっています。(広瀬さん)
ガイド:この仕事をはじめてよかったと思うこと・ギャップは?
広瀬さん:子供たちやそのお母さん・お父さんに、金銭教育のセミナーを開催すると、お金について学ぶことで、お金より大切なもの「心」をはぐくむことの大切さが見えてきました。自分のためにお金を上手に使うことから、人のためにもお金を使うことができる。経済と環境を考えることができる。セミナーの参加者に「よかった」「すごく共感できた」「ありがとうございます」と言葉をいただくと、よかったと思います。また、思い描いていたこととのギャップは、FPというと、保険会社に勤めている人と思われることが多いこと。(もちろん、保険会社に勤めていらっしゃるFPもたくさんいるのですが)世間のイメージとのギャップが一番大きかったですね。

ガイド:FP資格取得後、活動の幅を拡げていくことができたキッカケは?
広瀬さん:「AFPの資格」取得直後は、金銭教育の活動をしたくても無名だったため、活動の場がありませんでした。初めは、自分がやりたいと思っている方向性と同じ内容について開催しているセミナーやワークショップにお手伝いとして参加。加えて、実際にセミナーへ参加をするなど、実践されている現場を見て周りました。資格取得後1年半ほど過ぎたころ、初めて訪れたチャンスが、子どもが通う学校のPTA主催の「金銭教育」のセミナーです。それを起点として、月に1回、自主開催でワークショップを企画・開催。その都度プレスリリース(ニュースリリース)をいろいろなメディアに送ったところ、後に取材につながり、新聞に取り上げてもらうなど、少しずつ認知されるようになりました。市の登録講師となり、県の金融広報委員会からの依頼で金融広報アドバイザーになり、市の総合女性センター、公民館などで講師をさせていただくなど、活動の場が拡がりました。

また、プレスリリースを見たメディアの方が、FPオフィスひろせのウェブサイトをご覧いただいて、問合わせの連絡をくださる場合もあります。セミナーやワークショップで使う、金銭教育用の手作りゲームのボードやお金なども、パソコンで作ったものを使っています。パソコンのスキルは、これからの時代、今以上に欠かすことのできないものになると思います。

ガイド:FPの将来性については、どのようにお考えですか?
広瀬さん:FPの資格は、社会で生きていく知恵(根幹)となる資格でもあり、FPにとっては、ステップだと思います。そこから始まる。自分の方向性を見つけFPの資格をどの方向へ活かして次のステップに進むのか・・・。ですから、FPの資格を取得したから何かができるということではないですね。必要な資格!でも将来性は自分で見つける、ということだと思います。

ガイド:最後に、みなさまへメッセージをどうぞ
広瀬さん:FPの資格は、自分自身のためにもなる資格です。しかしあくまでもステップ! そこからどうキャリアアップしていくかは、FPを学んだ自分とよく相談して、方向を決めていきましょう。
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