「志望動機欄に、『以前からこの仕事がしたかったから』とだけ書かれても熱意は伝わってこないなぁ。応募者が多いと全員には会えないから、書類から熱意が伝わってくる人から会うしかないんだよね」
→企業の採用活動というのは時間の制約がある中で進むことが多く、面接できる人数に限りがある場合も少なくありません。その中で、限られた人数に入るには人事担当者の心を動かすことが大切。どうしてもこの会社に入りたいという気持ちが伝わってくる書類には、人事担当者も心が動くのです。
「(経歴を見て)この人、いいね。即戦力だよ。でもさ、この人なんでうちに応募してきたんだろ?ポジションも順調にステップアップしているみたいだし。内定を出したとして、本当にうちに来てくれるかなぁ…」
→キャリアは十分。でも、十分すぎて、なぜ転職するの?本当にうちでいいの?と、ちょっと不安な人事担当者。人事担当者も不安なんですね。
「(経歴を見て)婦人服ショップ・販売、専門商社・事務、フィットネスクラブ・受付、飲食チェーン店本部・販売促進課アシスタントを経験かぁ。この人、何を求めて転職してるんだろうね。やりたいことがころころと変わる人だと困るよね」
→転職回数が多いと不利というのはよく言われること。特に、職種がいろいろだったり、短期間に仕事を変わっている場合は、「本当にこの仕事をやりたいの?」「ちゃんと続くのかな」と思われることが多いようです。履歴書に毎回の転職理由を書き添えたり、提出書類として指定されていなくても自主的に職務経歴書を用意して、一見、関連がないように見える転職にきちんと筋が通っていることを伝えられるといいかも。
いかがでしたか。
人事担当者は、キャリアの内容はもちろん、全体から受ける印象などにも敏感なようですね。
せっかく内容がよくても、ちょっとしたところでマイナスイメージを持たれてしまっては損をしてしまいます。
転職を考えている人は参考にしてみてください。
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