人事担当者の話を整理すると、次の2つのポイントが見えてきます。
その1
「言葉(語学力)はあくまでも道具であり、それを使って何ができる人なのか」
貿易事務であれば語学力と同時に貿易に関する知識が必要、海外営業であれば語学力と同時に営業力が必要。語学力だけをアピールしても、人事担当者の心はあまり動かないようです。
その2
「海外経験によって何を得たのか」
海外で生活した場合、日本ではできない経験をすることも多いでしょう。それによって人は成長するはず。企業はそこに期待しています。海外に行く前と帰国後では自分がどう変わったのか。それを整理して面接に臨むといいでしょう。
<取材こぼれ話>
こんな海外経験者は困りもの!
アメリカで働いたことがあるAさんは、英語はペラペラだし、アメリカの商習慣もよく知っている。でも、何かにつけて
「私が経験したアメリカではね、こんな風にやってたのよ」
とあちらのやり方を押しつけ、まわりは困惑気味。ここは日本だし、うちは外資系企業でもない。いいところを取り入れて改善していくのはかまいませんが、度を超すとちょっとねぇ・・・。
せっかくの語学力や経験も、使い方を間違えると台無し。
気をつけましょう!
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