困ったときに助けてくれる未来の自分
思い描いた未来像が、挫折しそうな自分を助けてくれるのです |
フラワーデザイナーとして、春からデビューする猪野景子さんさんは「お花を学ぼう」と決めたとき、その理由を「お花の教室を開いて多くの生徒さんに接し、褒めたり、みんなに自信をもってもらいたいから」と位置づけました。学ぶことや学校へ通うことは、目的ではなくただの手段に過ぎません。その先に「何を実現したいのか」を自分自身が答えを出し、本当に納得しているのか? さらに、それは、人の価値観ではなく自分の価値観で考え導き出した「実現したいこと」なのかをはっきりとイメージすることが大切です。
何を実現したいかが自分のなかで明確になっていると、挫折しそうになったとき、それを乗り越えた先にある「実現したいこと」が、モチベーション維持に大きな役割を果たしてくれます。まずは「何を実現したいのか」を考える。これは継続するためのパワーの源となるポイントです。
5年後はどんな自分になっているのか
多くの女性に取材をさせていただき、とても驚いたことのひとつに、ほとんどの女性が「未来像が明確」であることでした。たとえば、取材当時、カフェを経営していた花房美香さんは、カフェで手相占いをはじめるときに、「このカフェで手相占いをしている姿が、リアルに想像できたので、すぐにはじめようと思った」と語ってくれました。秘訣2でご紹介をした「何を実現したいか」と同じく、これから始めることを自分のものにした結果、自分がどのような姿になるのかを思い描くこと。リアルに思い描いた自分の姿が、目的地にたどり着く前の自分を、応援してくれます。