仕事を辞めて学生に戻ったからこそ分かる、社会人経験の重要さ。社会人のうちにしておけば良かったと後悔することや社会人の目から見た教授の質など、色々聞かせていただきました!
板垣清太郎さん(24歳)
2001年3月(22歳):学習院大学理学部物理学科卒業
2001年4月:大手フィルムメーカーに技術員として就職
2003年3月(24歳):同社退職。
2003年4月:東京大学大学院 新領域創成科学研究所 物質系専攻入学。
現在に至る
なぜ大学に行こうと思ったのですか? |
就職した際、大卒と院卒では、同じ研究職でありながら、最初に与えられる仕事に差があり、なんとかそのギャップを早く埋めたかったんです。そのために要する時間が、会社だと3~4年かかりますが、大学院ならたった2年なので、大学院に進学することを決めました。
修士号を持つ実力が欲しかったというのも理由の一つです。
なぜ東大大学院を選んだのですか?また受験勉強は短期集中だったとか? |
日本で一番と言われる大学院に行きたかったからです。東大なら「どうしてこの大学院にしたの?」と質問されることがないと思いましたし(笑)。
受験を決意し、受験勉強を始めたのが試験日(8月)の2ヶ月前(!)でした。独学です。試験科目は英語と物理で、英語に関してはTOEICである程度の点数を持っていたので、物理だけを集中的にやりました。
過去問を研究し、市販の問題集で、短期間で終わりそうな薄い本を選び、早く仕事が終わった日の夜や、土日は6時間位ずつ、さらに会社の夏休みは集中して勉強しました。(実際は予定より時間がかかり、問題集は全部終わらなかったのですが...)
受験勉強をこなしていくうち、学生の時に分からなかったことが、社会人経験のおかげか(?)分かる様になり、勉強の楽しさに目覚めました。
大学院入試は「問題を解くこと」に尽きます!
(ちなみに板垣さんの専攻の場合、研究計画書及び志望理由書は要求されなかったそうです)
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