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厚生労働省 教育訓練給付制度。 学費の8割が戻ってくる!?

5年以上の雇用保険加入者は、厚生労働省の教育訓練給付制度に注目!対象講座として大学・大学院が急増中。無事修了すれば、納付学費のうち8割(上限30万)が戻ってくる!(2/26内容を一部追加)

西島 美保

執筆者:西島 美保

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大学の初年度納入金は、国立大学で773,800円、私立大学文系は約100万前後、理系約150万円、薬・看系で約200万、医系で1000万円前後となっており、社会人とはいえ、この出費はきついですよね。

そこで今回紹介するのが厚生労働省の教育訓練給付制度。これは厚生労働大臣指定講座を修了した場合に、教育訓練経費の80%に相当する額(上限30万円)がハローワークから支給されるという、とてもオイシイ制度。

支給対象者は、5年以上雇用保険に加入している人か、5年以上の雇用保険加入者で、離職1年以内に受講を開始した人となっており、自分が支給対象者かどうかは、住所管轄のハローワークで照会できます。

そしてこの制度の指定講座として、正規の大学・大学院が急増中なんです!

詳細は厚生労働省教育訓練給付金制度をご参照下さい。参考までに筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業法学専攻を例としてあげてみましょう。授業形態は夜間,及び土日通学で修業期間は2年間。受講料は国立大学は一律ですから、入学金も含めて773,800円。修了した場合、本人支払額の80%(上限30万円)、つまりこの場合、上限の30万円が支給される形です。2年間の大学院の学費が50万円以下ですむなんて、利用しない手はないはず!

しかしここで忘れてはならないのは、まず厚生労働大臣指定の大学に本人が合格すること。そして修了し、さらに管轄のハローワークに修了日から1ヶ月以内に支給申請手続きをしなくてはなりません。申請の際、自分が支払った学費の領収書が必要となってくるので必ず取っておきましょう。

イサイズスタディ教育訓練給付金制度支給校一覧に、指定の大学・大学院がリストになって紹介されています。きれいにまとまっているので、ぜひご参照下さい。

実はこの制度、私のように留学中でも、条件を満たせば支給対象なのです。留学理由で退職後、1週間で渡米した私は、7年半も雇用保険を払ったのに失業保険がもらえませんでした。その悔しさからなんとかして「得したい」と考え、意気揚揚と通信講座TOEICを申し込みました。しかもわざわざ学費の高いモノを選んで。修了予定時には帰国している概算だったし、8割もお金が戻ってくるなんて、と笑いがこぼれてしまう。

しかし、現実は甘くありませんでした。毎月送られてくるTOEIC通信講座のテキストを尻目に、アメリカの大学の授業、宿題に泣き、気がついたら通信講座の修了期限が過ぎていました。結局は課題を提出するどころか、一度もテキストを開かずに挫折。当然申請不可、テキストも使わなかったので、結果的には大損です。

ということで、講座受講の際には、きちんと計画を立てて選ぶことをおすすめします。私のように下心があると、悲しい結果にもなりかねないので気をつけて下さいね。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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