社会人の大学・大学院/社会人の進学・学生生活事例

【インタビュー】修士(アート)への道 25歳秘書の場合

社会人生活を経て大学院へ。アメリカの学生は、社会人の再進学をどう考えるか?学費や生活費をローンでまかない、悩みながらも1歩ずつ前に進んでいこうとするアメリカ人女性にインタビュー。

西島 美保

執筆者:西島 美保

社会人の学びガイド

ジョアナ バイブル(25歳)
Mary Washington College(バージニア州)でスタジオアートを専攻。卒業後1年間、同大学教授秘書として勤務。その後Savannah College of Art and Design大学院(ジョージア州)進学。学業と並行してベビーシッター等のアルバイトや地元のアーティスト達と一緒にアトリエを借りて作品作りを続けています。(インタビューはアメリカにて英語で行われ、後に日本語に翻訳・編集しました。)


大学卒業後、秘書の仕事をしていたにもかかわらず、なぜ1年でその仕事を辞めて大学院に進学したのですか?

大学生時代に既に大学院への進学を考えてはいましたが、とにかく大学の勉強が忙しく、ゆっくり進学を考える時間がありませんでした。また大学院受験の準備にも時間が必要だと感じ、教授に相談した時に「1年間、仕事をしながら、大学院受験の準備をしたらどうか」と言われたのがきっかけです。

幸い大学側が秘書を探しているということだったので応募し、仕事をすることになりました。この仕事は、大学院受験の準備のため、と割り切って1年だけの予定でした。実際「本当に大学院に行きたいのか」と自問自答するいい機会でしたし、また業務終了後は、教授達から受験用の作品に関するアドバイスが受けられたのでよい選択だったと思います。


なぜ大学院進学を決めたのですか?

もっと自分のアートに関する技術を高めたいと思ったのと同時に、将来大学教授になりたいとも思ったので、そのためにも修士号(Master)が欲しかったからです。(注:アメリカで大学教授になるには、たいていMaster以上の学位が要求される。)

専攻をイラストレーションにした理由は、絵本や雑誌のイラストレーションに興味があり、イラストレーションの技術上達とビジネスについて学びたいと思いました。この大学院は、イラストレーション専攻でMasterの学位を取れる学校だったため、進学を決めました。



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