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夢をかなえる勉強法があるってホント?(3ページ目)

ちょっとしたコツを覚えるだけで勉強の効率がぐんぐん上がる!11歳~80歳と幅広い年代に支持される勉強法をご紹介!

西島 美保

執筆者:西島 美保

社会人の学びガイド

では早速、「夢をかなえる勉強法」から、その一部を紹介しよう。

ゴールからの発想、全体像の把握


夢をかなえる勉強法の最大のポイントは、「ゴールからの発想」と「全体像の把握」だという。

ゴールからの発想について伊藤氏は、「勉強はやみくもにやればいいというものではない。ゴールを意識し、ゴールに向けて着実に力を積み上げていくのが、合理的な勉強法だ。(p.28)」とゴールからさかのぼる方法を基本として掲げている。

みなさんのゴールは何か?大学進学、資格取得、卒業後の仕事、その仕事の先の何かなのか?どこがゴールなのか、まずはそれを見据える。これがはじめの一歩。

一本一本の木に気をとられる前に森全体を見て全体像を把握次に全体像を把握すること。「何かを学ぶときには、まず全体を意識する。『木を見て森を見ず』ではなく、森から見ていくのだ。(中略)勉強しているものの『全体像』を自分なりにイメージできるようになったとき、わかったという状態になるのだろう。(p.24)」

この「ゴールからの発想」と「全体像の把握」は、ビジネスの世界でも使われている手法だ。まずゴールを決め、現状と比較し、何が足りていて、何が足りていないのか、ゴールまでのハードルは何か、そのハードルを越えるための対策は何かなど、スタート地点からゴールまでの全体像を決められた期間の時間軸に合わせてロードマップの形で計画する。これにより、明確なゴールに向かって計画通りに仕事を進めることができ、また上司やクライアントなどが期待する成果とのズレを計画の段階で軽減することにもつながる。


やればできる、必ずできる!


具体的かつ誰でも実践できる勉強のコツや挫折しそうになったときの対処法などどれも興味深い。最終章「夢をかなえる思考術」から一つ「なるほど」と思ったものを紹介したい。

伊藤先生は、口に出して言う言葉はプラス思考のものと決め、指導する学生達にも否定的な言葉を使う人のそばに行ってはいけないと注意していると言う。

「マイナスの言葉を聞いていると、知らず知らずにマイナスの理念が蓄積し、音になって耳から脳に入る言葉は潜在意識や記憶となって脳に定着するだろう」と分析し、耳に入る言葉はプラスのことば、自分で話すのもプラスの言葉だけを推奨。「やればできる、必ずできる」といい続け、そして努力を続ければいつかはかならず夢がかなう。(p.200より)

ちなみに「やればできる、必ずできる!」という言葉は伊藤先生の座右の銘だという。この本を世に送り出したサンマーク出版編集者の桑島氏も伊藤先生の考え方に触れるたび、「やる気がアップし、心も晴れ晴れとして、ストレスが減るようになった」という。

うん、なんだか自分にもできそうな気がしてきた!


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