マンション購入術/人気テーマのマンション購入

ここまで来たか! 首都圏マンション湾岸戦争 クルーザー付きマンション登場!?

タワーマンションの大量供給が続く東京湾岸エリアに、クルーザー付きマンションが登場しました。総戸数2000戸超と規模の大きさでも注目を集めているマンションには、どんな共用施設が計画されているのでしょうか。

大森 広司

執筆者:大森 広司

マンション入門ガイド

居住者専用のクルーザー用桟橋が設置される


首都圏では都心部を中心に活発なマンション供給が続いていますが、なかでも注目を集めているのが港区や中央区、江東区などの湾岸エリアです。「湾岸戦争」などと呼ばれるほど大量のタワーマンションが供給され、さまざまな趣向を凝らした物件が登場しています。

その湾岸エリアで最近、話題を呼んでいるのが「WORLD CITY TOWERS」です。単独事業主による民間分譲マンションとしては日本最大となる2082戸という規模だけでなく、ユニークなのはその共用施設。東京湾岸のマンションでは初となるクルーザー用桟橋が設置されるのです。


鉄筋コンクリート造 地上42階建地下2階建の超大型マンション。クルーザー用桟橋が設置されるほか、充実した共用施設やサービスが受けられる



3時間3万円で楽しめる東京湾クルージング


「マリンステーション」と名付けられたこの施設は、敷地内にある海沿いのボードウォークにクルーザーが一時係船できる桟橋です。専用のマリーナを持つマリンクラブと提携し、クルーザーをチャーターします。チャーター代は標準クラスで3時間3万円。船の定員は8人~14人とのことなので、10人で乗れば1人当たり3000円で貸し切れるという寸法です。誕生日やちょっとした記念日に友人や知人を呼んで東京湾クルージングなんて、普通のマンションではなかなか思いつかない演出です。

クルージングで湾岸の風景を楽しむもよし、木更津沖や横須賀沖などの釣り場へ繰り出すもよし。チャーター船なので自分で舵を握る必要はなく、ゆったりとリゾート気分を味わえそうです。ボート免許を取りたい人向けに提携クラブによる講習会も予定されているそうなので、その気になれば本格的なマリンライフも実現できるでしょう。


建物前からダイレクトに乗船可能。お台場周辺だけでなく、横浜や三浦半島、館山へのクルージングが楽しめそう



トレーニングジムは24時間利用可能


プール
全長20mのプールは、平日6:00~23:00まで利用可能
そのほかの共用施設も大規模マンションならではの充実ぶりです。24時間利用できるトレーニングジムや、「SHISEIDO」とタイアップしたリラクゼーションルームなどを備える「スーパーリラクゼーションセンター」は約960m2の広さ。海の見えるプールやジャグジー、介護浴室なども設置されます。

地上26・27階部分には、約340m2の二層吹き抜け展望ラウンジ「スカイラウンジ」が設けられます。ラウンジ内にはパン、コーヒーなどの朝食サービスも受けられるカフェが設置されるので、忙しいビジネスマンには重宝しそうです。


24時間営業のスーパーや医療施設も設置


なにしろ2000世帯以上が住む「街」なので、生活利便施設も欠かせません。敷地内にはマルエツグループが運営する24時間営業のスーパーマーケットが誘致されます。また、ベネッセコーポレーションの子会社が運営する認可保育園(予定)が設置され、22時までの延長保育を実施する予定です。ほかにも芝信用金庫が運営する有人店舗やATMも設置されるので、敷地内でひととおりの用事を済ませることもできるでしょう。

医療機関との提携も特徴のひとつです。マンション内に東京慈恵会医科大学付属病院と提携した総合クリニックを誘致。小児科や内科の専門医が常駐し、マンション住民への往診サービスも実施する予定になっています。トレーニングジムなどとの連携で健康増進カルテを作成するサービスも導入されるそうです。
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