鳩居堂前の路線価は、はがき1枚当たり37万円!
鳩居堂は、言わずと知れた老舗文具店。その創業はなんと1663年! |
そして、今年の上昇率はなんと33.3%! 前年の23.8%を大きく上回りましたが、ピーク時の路線価=3,650万円(1992年)と比べると、まだ7割程度の水準。このまま都心回帰現象や都心再開発が続けば、まだ上がる余地あり?
利便性・収益性の高さが地価を押し上げる!
ところで、鳩居堂前の路線価はなぜこんなに高い? 銀座と言えば、大都心・東京を代表する人気スポットですね。そして鳩居堂は、このブランド価値の高い街の中心部に位置していますが、都心の魅力は何と言っても、さまざまな商業・業務機能が高度に集積し、利便性・繁華性(にぎわいがある)に優れていること。交通機関を初め便利な都市インフラが整備され、しかも多くの人が集まるとなれば、商業地としては高い収益性が見込める! つまり、利便性・収益性の高さが高い地価に結びつくというわけですね。ちなみに、今年は、同じ銀座中央通り上の三越前と和光前の路線価も、鳩居堂前と同額を記録しました。そう言えば、三越には7月末、伊勢丹との提携話が浮上しましたね。仮にこれが実現すれば、収益期待がさらに高まり、路線価で鳩居堂前を抜くことも夢ではない? 今後も、銀座4丁目交差点界隈の動きには要注目!と、言えそうです。
【記事の関連サイト】
●All About「よくわかる時事問題」のサイト
・東京23区「地価上昇」ランキング2007
・首都圏の通勤電車、混雑率ワーストテンは?
・ミッドタウン移転企業の「裏事情」
・15年で倍増! 日本の「富裕層」の実態
・「金利上昇」は、損になる?得になる?
●その他のサイト
・平成19年分の路線価等について、国税庁
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