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3大都市圏の路線価上昇は、都心回帰現象の産物?! 高層マンション群の夜景は都会のシンボルに……。
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2007年分の路線価が2年連続で上昇! 特に、3大都市圏が大幅な伸びを見せ、都市と地方の格差が際立っています。そして、路線価日本一は、22年連続で銀座・鳩居堂前! 一体なぜ、こんなに高いの?

【CONTENTS】
■1ページ…… 2年連続で上昇した路線価、牽引役は3大都市圏!
■2ページ…… 都道府県別上昇率トップスリーは? 下落率が最も高い自治体は?
■3ページ…… 日本一高い「鳩居堂前」の路線価はいくら? なぜ高いの?

2007年の路線価、平均上げ幅はなんと前年の10倍増!

国税庁が8月1日に公表した「平成19年分の路線価等について」(2007年1月1日現在)によると、全国約41万地点の標準宅地の全国平均額(1平方メートル当たり、以下同じ)は、前年の2006年=11.6万円を8.6%上回る12.6万円。バブル後初めて上昇に転じた前年の上げ幅=0.9%の10倍近い大幅な伸びを記録しました。路線価は、相続税・贈与税の算定基準となるもの。今後、相続税などの負担増は避けられない見通しです……。

路線価アップ、牽引役は3大都市圏!

では、都市と地方の路線価にはどんな違いがある? 全国の中でも特に上昇が目立つのは、やはり東京・大阪・名古屋の3大都市圏。上昇に転じた前年と比べると、
■東京圏…… 平均額30.2万円。前年の上昇率3.5%→今年の上昇率13.1%で、上げ幅は3.7倍増!
■大阪圏…… 同16.1万円。同0.7%→同8.1%で、11.6倍増!
■名古屋圏…… 10.8万円。2.1%→9.1%で、4.3倍増!
各圏域の平均額では、やはり東京圏がトップで30.2万円と、全国平均の2.4倍に達しています。また、上昇率についても13.1%とダントツですが、前年からの伸び率では、11.6倍を記録した大阪圏が抜きん出ています。

一方、地方圏でも、前年の5.7%下落から0.0%の横ばいまで持ち直すなど回復傾向が見られるものの、多くの地方ではまだ下落が続いています。全体としては、高騰傾向が強い大都市が牽引役となっており、路線価でも、都市と地方の格差が拡大しているのは間違いないと言えそうです。

さて、全体の傾向や都市と地方の違いがわかったところで、次のページでは、都道府県別の状況を詳しくウォッチングしてみましょう! → 次のページへ