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ガイドも大好物のシュークリーム。まさか「消費期限」切れの牛乳が使われているとは、夢にも思わなかった!
写真提供:「ぽと部屋」
1月10日、洋菓子の老舗である不二家で、深刻な「情報隠し」が判明! 昨年11月の時点で、「消費期限」切れの牛乳を使用したシュークリームを出荷していた事実を把握しながら、社外には公表せず! この「情報隠し」の露見を受け、スーパー・コンビニは、次々に同社商品の撤去へと走りました。ところで、食品に付いている「消費期限」と「賞味期限」は、一体どう違うの?

【CONTENTS】
■1ページ…… 「消費期限」切れの原料使用で、不二家の菓子・飲料は次々に撤去!
■2ページ…… 「消費期限」と「賞味期限」の違いは一体、何?

「ペコちゃん」ショック! 不二家の菓子が店頭から消えた!

「埼玉工場で、消費期限切れの牛乳を使用したシュークリームを出荷していた」事実が露見した不二家。同社の洋菓子販売は全面休止、社長は辞任を表明する事態へと発展しました。これに伴い、同社製洋菓子を昨年11月に食べた消費者から、「食べた後、下痢や腹痛を起こした」といった苦情も寄せられました。ほかにも、基準を超える細菌が検出されたシューロールをそのまま出荷、プリンの消費期限を社内基準より長く表示と、消費者の信頼を損なう行為がぞくぞくと判明……。

こうした事態に、スーパー・コンビニは次々と同社商品を撤去。「ミルキー」などの菓子が店頭から姿を消す一方、自動販売機でも、「ネクター」などの飲料を撤去する動きが広がりました。

問題発覚から公表まで、2カ月もかかった理由とは?

さて、不二家が今回の問題を社内的に把握したのは、昨年の11月。一方、これを公表したのは今年の1月。なぜ、公表するまで2カ月もかかった? 「考え方に甘さがあった。対応策に気をとられ、公表することに意識が及ばなかった」(1月11日の社長会見)。「食の安全」に対する消費者の信頼を揺るがす問題が発覚した以上、企業側には、商品の回収や公表など速やかな対応が求められるところ。でも、問題発覚の翌月に控えていたのは、クリスマス・シーズン=ケーキの大商機。洋菓子事業の営業赤字を抱える同社としては、何とか隠蔽したままクリスマス商戦を乗り切りたかった?

恐らく、不二家の経営陣の脳裏にはあの事件が蘇ったはず。2000年、1万3,000人を超える被害者を出した雪印乳業の集団食中毒で、同社は消費者の信頼を失い、解体的出直しを迫られました。どんな企業でも、業績に打撃を与えるマイナス情報は、隠し通したいと願うものですが、昨今は、コンプライアンス(法令遵守や企業倫理)が厳しく求められるご時勢。速やかな公表を怠った不二家は結局、被る打撃を自ら倍増させてしまった?!

ところで、問題の発端となったのは「消費期限」切れの牛乳。食品にはもう一つ、「賞味期限」という表示がありますね。「消費期限」と「賞味期限」は一体、どこがどう違うの? → 次のページへ