営業のノウハウ/営業の目標・売上管理・顧客管理

儲かる営業のためのリピート対策(2ページ目)

12月4日号の週間ダイヤモンドで、営業特集が組まれていました。この内容、イチ営業マンがはまる盲点を見事にとらえています。ポイントにそってご紹介しましょう。

西野 浩輝

執筆者:西野 浩輝

営業ノウハウガイド

リピート客フォローへの間違い

「リピートが大事だって?そんなのはわかっている!」では、なぜできないのでしょうか? そこには、リピート客フォローへの間違った考え方があるからです。

「大事なお客様だから、手厚くフォローしなければならない」そういう思いが強すぎて、思いばかりが先走り、結局のところ何にも出来ない。そんなふうになっていませんか?

三越の婦人靴売り場は、改革前、手書きの葉書にこだわるあまり、まったくそれが出せていませんでした。現場が忙しすぎて。

改革後は、初回の葉書以外は印刷物としました。その結果、手間を少なくして接触頻度をあげることができ、リピート率アップに成功した。

これは、非常に興味深い成功事例ですよね。本文のなかでこんなふうに表現されています。

ほとんど送っていない「手書きの葉書」というこだわりより、
実際の接触頻度の増加という、実を取ったのだ。
(週刊ダイヤモンド 12月4日号31ページ)

うえで述べたとおり、既存客フォローがなかなか出来ないのは、『放っておいてもリピートする確立があるわりに、その時期はだいぶ先だから』なのです。つまり、めんどくさい。

ならば、手間暇は減らしながらという観点をもつのは、然るべき選択ですよね。

手間をかけずへの反論

「めんどくさいなんて、けしからん!大事なお客様だぞ」と思われる方は、それでも結構。キチンとフォローできるのならば、手厚くするに越したことはありません。

でも、ここで私が言いたいのは、手厚くフォロー > 手間かけずにフォロー > なにもしないなのです。気持ちだけが「手厚くフォロー」でも、実際が「なにもしない」になっていたら意味がないわけです。

まずは、「手間をかけずに」から既存客フォローを始めてみませんか? そのために、今回の三越さんの事例は必読ですよ。

 


■関連サイト

連載:イニシアティブ・セールスBasic
連載:営業マンのプレゼンテーション
週刊ダイヤモンドの公式サイト

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