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ストレス蓄積…うつにならない仕事術(2ページ目)

「自分は働きすぎかも…」そんな風に思うあなたにこそ読んで欲しい、時間短縮のための仕事術。心身ともに休めてあげてください。

野村 尚義

執筆者:野村 尚義

プレゼンテーション・企画力ガイド

質・量の両面からストレスに対処する

記事の前半では、「やっぱりストレスはあまり良くないのだ」ということを改めて確認しました。では、実際の仕事でそれを減らすためにはどうしたらよいでしょうか? ここからは、具体的な仕事術に入っていきます。

1.やるべきタスクは全部書き出す
やるべきことが頭の中にあるときは、えてしてプレッシャーが実際以上に大きく感じてしまうもの。「あれもやらないと、これもやらないと……」と焦りは大きくなってしまいます。

これが不思議なもので、やるべきタスクすべてを紙に書き出してみると、頭がスッキリ。「書き出してみると、意外と大した量じゃないな」と感じられることも少なからずあると思います(もちろん、書き出してみると、予想通り大変な量だったということもあるでしょうが)。

この「全部書き出す」ということは、GDT(Getting Things Done)という名で呼ばれデビッド・アレン氏という人が推奨しています。「GDT」でネット検索してみると、かなり詳しいことが書いてありますので、ご興味のある方は見てみてください。

2.手をつける順番を決めてから取り掛かる
1に加えてオススメするのは、書き出したToDoのうち、今日手をつけるものをピックアップして、更にそれに手をつける順番を振ってやることです。

ストレスがたまるのは、ある仕事をやっていながら別の仕事が気になるという状態。PCはマルチタスクが便利ですが、人間が作業をやる場合はシングルタスクのほうが良いです。順番を振ったら、あとは順番どおりにこなしていきましょう。

3.「先送りできる仕事は何か?」を明確にする
1で全部の仕事を書き出してみたときに「それほど大した量じゃない」と思えれば、あとは淡々とやればよいのですが、書き出した結果その量に圧倒される場合は、もう少し次の手が欲しいところです。

そこでオススメしたいのは、ズバリ先送りです。先送りというと、あまり印象のよい言葉ではないでしょうが、「やるべきことを、やるべきタイミングでやる」というと正しく聞こえます。

考えるべきは「いますぐやるのと、先送りにするので、トータルでどちらがストレスがたまらないか?」ということです。

4.「この仕事は誰かにお願いできないか?」を考える
仕事でストレスがたまりやすい人の共通点の1つは、仕事を抱え込んでしまうこと。責任感が高いことは素晴らしいことですが、一方でストレスの直撃を受けやすいことも事実です。抱えきれない仕事は、誰かにお願いすることも考えましょう。

次のページでは、残り3つの仕事術についてみていきます。
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