年末、忙しくなってくると「うっかりミス」が増えてきますよね。あなたは大丈夫ですか?
やっちまった!そんな時の上手い言い訳の仕方
重要書類を紛失したり、締め切りに間に合わなかったり…もはや言い訳の余地もない仕事上のミスであっても、挽回は可能です。一番のポイントは、最初から言い訳をしないこと。1.まずは何を置いても自分の責任ですと謝ってしまい、相手の怒りを和らげます。そして、
2.相手の怒りが多少なりとも収まったところを見計らって「実はこんな理由(例えそれが嘘であっても、もっともらしい物であればOKです。嘘も方便と割り切ることも大切かもしれませんね)があったのです」と打ち明けるのです。これによって相手は事情をつかみ、最初の時
点で言い訳をしなかったあなたに好感を持つことでしょう。そこですかさず
3.「でも、やっぱり最終的に責任があるのは私です」と表明しましょう。これで相手はあなたを信頼します。そして仕上げにこれからどのように対応すればいいのか、相手の要求に従う姿勢を見せます。これで、先方の気持ちも収まり、ミスも帳消しになるのです。
上手い言い訳は自分を原因にしない
3.で責任を引き受けた時の潔さを演出するためにも、なるべく自分が原因でないことが望ましいですね。「掃除のおばちゃんが間違って書類を捨ててしまった」でも何でもいのですが、これでは誰かに濡れ衣を着せてしまう事になってしまいます。一番無難なのは『パソコンが壊れた』など、環境や機械のせいにしてしまうことです。休みを取りたい時の上手い言い訳は?
ミスは誰でもするもの。だから、「いかにミスをしないか」とカリカリするよりも、「いかにミスをフォローするか」を考えましょう。その方が生産的じゃないですか!
旅行に行くなんて、絶対に言えない!!
冬休み前だから、ギリギリシーズンオフ。冬だからこそ暖か~い常夏の島に彼女と少し早いクリスマスを過ごしたい!日焼けするだろうな…帰って来たら、海に行ったとすぐバレるだろうな…こんなときは、「親戚の葬式で」などというベタな言い訳はありえません。かといって、正直に「バカンスで休みます」と言うにもバカンスという目的自体が嫌われる社風の会社もありますし、「この忙しい12月にバカンスだと!?」という嫌味を言われそうな雰囲気がありそうなら、親戚の結婚式など、違う目的を挙げるのがいいでしょう。その場合でも「なんで海外でやるんですかね?しかも旅費も持ってくれないんですよ!!」と自分の不利益を吹聴し、周囲の敵愾心を鎮める事が肝心です。
メールでの上手い言い訳の仕方
あらゆるやり取りがメールで買わされる昨今、謝罪や言い訳をメールでする機会も必然的に増えて来ます。この際、特に注意すべき点があります。仕事でミスをした場合には、前ページでも述べたとおり相手の怒りが和らぐまで、とにかく謝罪を続けるというのがセオリーですが、メールに関しては、最初に言い訳をした方が無難です。
なぜなら、文字だけのコミニケーションであるメールは書き手の真意が伝わらない事が多々あります。いいわけも何もせずにいきなり用件だけでは「いけしゃあしゃあと、よくも!」となるのがオチです。謝罪と同時にしっかり言い訳をした方が、相手を不快にせず、双方の人間関係もうまくいくというものです。その際には、ストレートに「言い訳をさせていただきますと…」「これはいい訳なのですが…」などと前置きした方が、用件を切り出しやすいでしょう。その後「言い訳はこのくらいにして」と引き取り、ミスを挽回するために、行動をどう起こしていくつもりなのかを具体的に示すことで潔さと責任感を演出します。
ただし、言い訳が長くなってしまわないように注意したいところです。書き直しや読み直しが利くメールでは、書き手が慎重になる分、言い訳も自己弁護的になりがちです。あくまでもシンプルな言い訳を心がけてください。
ビジネスに言い訳はご法度だと思いがちですが人は自分以外のことはあまり深く考えないものです。自分の弁解は自分でしなければ誰にもわかってもらえません。自分の立場を守り、自分を主張する手段として「言い訳」は立派な社交術と言えるのではないでしょうか。
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