すぐ怒る人への対処法をマスターしておこう

すぐ怒る人への対処法をマスターしておこう

苦手な人とは距離を置く。プライベートではそんな方法もありますが、職場では苦手な相手とも関わっていかなくてはなりません。もし職場にすぐ怒る人がいた場合、話し方・伝え方のどんなところに注意すればいいのでしょうか。怒り出した場合の対処法も併せてご紹介します。
   

すぐ怒るのはコミュニケーションスタイルの癖だと認識する

完璧な人間というのはそういないもの。誰もが何らかのコミュニケーションスタイルの癖を持っています。

すぐ怒るというのも、コミュニケーションの癖の一つです。怒りをぶつけられることで頭が真っ白になってしまう人、威圧されてしまう人にとってすぐ怒る人というのはシリアスな悩みの元凶でしょう。

しかし怒るのが単なる癖の一つだと認識すれば、委縮や苦しさが軽減する場合もあります。すぐに怒る人だけでなく、他のタイプの苦手な人も、相手のコミュニケーションタイプの癖に過ぎない、と認識することが、気持ちを楽にして接する、第一歩になります。
 

どんな時に怒り出すのか観察する

怒りに萎縮するのではなく観察してみよう

怒りに萎縮するのではなく観察してみよう

怒るという行為をコミュニケーションの癖と定義づけした後は、相手を観察してみましょう。

すぐ怒る人も何の原因もなく怒り出すわけではありません。怒りのコミュニケーションスタイルが出る時には、タイミングや言葉など何らかのスイッチがあるはずです。すぐ怒る人へどのように話したらいいかを考える前に、どんな条件が揃った時に怒り出すのか、相手を観察してみましょう。観察には2つのメリットがあります。
 

観察の2つのメリット

■観察をすることでストレスを減らす

1つめのメリットは、観察すると考えることで、怒る相手に威圧されたり、雰囲気にのまれたりといった影響が少なくなることです。自分が怒られていると受動的に考えるのではなく、どんな条件が揃って怒り出したのか観察するという能動的な考え方にするだけでもストレスの度合いが変わります。

■観察をすることでコミュニケーション対策を立てる

2つめのメリットは、どんな時に怒り出すのかを知ることで、コミュニケーションの対策が立てやすくなることです。相手がなぜ怒り出したのかという背景には、ないがしろにされた(気がする)、ルールを守らない(ように見える)等の理由があります。それらを知ることによって、今後の話し方・伝え方の対策が立てやすくなるのです。
 

相手の怒りを増長させる態度とは?

コミュニケーションの癖を増長させてしまうような非言語コミュニケーションにご用心

コミュニケーションの癖を増長させてしまうような非言語コミュニケーションにご用心

すぐ怒るというコミュニケーションスタイルの癖がついた要因の一つに、怒ることで相手が思うように動いたといった成功体験があることが挙げられます。

相手の癖を増長させるような態度、怒られるとすぐにいうことを聞く、委縮するといった態度はとらないようにしましょう。

謝罪すべきシーンではきちんと謝罪することが大事ですが、必要以上に委縮するのは、相手の間違ったコミュニケーションスタイルを肯定することになりかねません。例えば、目をそらす、下を向く、慌てるなどの委縮を伝える非言語コミュニケーションには特に気をつけるようにしましょう。
 

相手の怒りを増長させない態度とは?

相手を増長させないためには、相手の目を静かに見つめる、胸を張って立つなど、堂々とした非言語コミュニケーションをするのが一番です。「ご指導ありがとうございました」、「勉強になりました」という一言を付け加えれば、毅然とした態度をとっても失礼にはあたりません。
 

怒り出す原因別のすぐ怒る人への対処方法事例

■思い通りにいかないことで怒り出すタイプ

このタイプの人の対処法としては、指示の確認というのがあります。自分が思う通りに作業されないことに怒りを感じるわけですが、指示する側が具体的に指示を出せていないケースがほとんどなので、このタイプの人から指示を受けた場合には次のような一言をプラスするようにしましょう。

「○○という理解でよろしいですか?」
「確認ですが○○というやり方でよろしいですか。」
「中間報告なのですが、この方向で間違いないですか。」

■報告・相談が足りないと怒り出すタイプ

このタイプの人は報告・相談が少ないとマジメに仕事をしていないように感じます。ないがしろにされたように感じることにも怒りを覚えるタイプですので、次のような一言をプラスしましょう。

「おかげさまで無事に○○終了しました」
「アドバイスのおかげで××できました」
「△△の節はありがとうございました」

■怒ることで威厳を保ちたいタイプ

このタイプの人は、仕事がデキる、尊敬されているということを、相手に言うことをきかせる、つまり怒るという行為で体現したがります。怒られても思うようには動かない、別のところで尊敬を表現するという地道な繰り返しと共に、次のような一言をプラスしましょう。

「○○については、おっしゃる通りだと思います」・・・全面的に言う通りにはしないが、一部肯定で相手の立場は尊重する
(相手が怒っていないシーンで)「○○さんの、××なところは尊敬しています」
 

すぐ怒る人への対処法まとめ

1.すぐ怒る人はコミュニケーション上の癖だと考える
2.どんな時に怒るか観察する
3.相手を増長させる態度をとらない
4.怒り出すタイプ別にコミュニケーション方法を変える

怒りをぶつけられることはストレスになります。とはいえ、相手の行動を変えるということは難しいのが現実でしょう。まずは受け止め方や解釈を変え、ストレスの軽減に努めましょう。感情的になってしまっては、いい伝え方・話し方が思い浮びません。コミュニケーションスタイルの癖がある人からストレスを受けた時こそ、冷静に一呼吸おいて、相手のタイプを考えながら話し出すようにしましょう。


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