3. 話を聴く力

聴くことはとても大切
貧乏ゆすりやペンのカチカチ……、自分でも気づかないうちに不快にしている!?
話すことと同じくらいに重要なのは「聴くこと」です。色々なところで言われていますが、本当に上手に聴くことが出来るとうまく話せなくても大丈夫、というくらいに大切なこと。ところが意外にちゃんと出来ていない人が多いように思います。

会話はひとりで話すことではありません。相手と自分がいて成り立つもの。よく「会話のキャッチボール」といわれますが、相手を意識していなければ投げたボールも受け取ってもらえないし、ちゃんと相手を見ていないとボールは受け取れませんね。ひとりで話す練習をいくらしても、実践で使えないのは、このことを理解してないからとも言えるでしょう。

そして聴くとき「あなたの話に興味を持っています」と、相手に知らせなければなりません。そこで話を聴くときに注意することは……

▼聴くときの態度
身体をのけぞるような姿勢で話を聞くと、相手が距離を感じたり態度が大きく見えて好印象をもたれません。不自然に身を乗り出す必要はありませんが、「聴きたい!」という気持ちは、前かがみくらいがいいですね。

会話中は他に視線を移さずに、相手の顔を見ながら聴きましょう。ただ、あまり目を見つめているとお互いに気まずくなることもありますので、鼻の辺りを何となく見ているとお互いが話しやすいかもしれませんね。

▼返事、反応の返し方
話をしっかり聴いているとわかる動作に「うなずく」があります。自分では身体をちゃんと動かして「うなずく」ことをしているつもりでも、あまり動いていない人もいます。相手が認識してはじめて「うなずいた」ことになるので注意しましょう。
「同じ言葉」で返事をしつづけると、聴いてないようにとられてしまうことがあります。返事をしているのに「聞いているのか」と言われたことはないですか?
たとえば、
「相手の話」 ⇒ 「はい」 ⇒ 「相手の話」 ⇒ 「はい」 ⇒ 「相手の話」 ⇒ 「はい」 ⇒ 「相手の話」 
というように、返事はしているのだけど「はい」しか返ってこない場合、相手はだんだん聞いてないように感じられてくるものです。
こういう場合は「はい」「そうですか」「なるほど」などと、色々なヴァージョンで「返事」を変えた方が効果的です。

▼言葉の挟み方
基本的には相手が話しているときには、口を挟まない方が気持ちよく話してくれます。会話の途中ではなく、相手の話が一区切りし、ふとした間が出来たときに感想や質問を入れるといいでしょう。また相手が自分の得意ジャンルを話題にしていたら、「私もそれは興味がありまして……」とあまり自慢にならないようにさりげなく会話に入っていきましょう。

自分に関心を持たれない人に向って話すことは、とても話しづらいものです。しかし無意識のうちにやってしまっていることも。自分の聴く態度を意識して改めてみましょう。友人や家族からどう見えるか教えてもらうのもいいですね。

次のページで、会話力を上げる残りの2つの力をご紹介します。