ある日のミーティング
先輩として、成果の出せない後輩にはやはり何か言ったほうがいいのでしょうが……下手なことを言ってしまうと、ますます悪い結果を呼んでしまうかも?
ある日の午後の営業のミーティングで、それぞれが年末までの営業スケジュールを発表します。あなたの後輩の順番になりました。彼はここ2ヶ月連続で営業成績が月間目標を大きく下回っています。参加者の手前、とりあえず「今月こそはがんばります」とは発表しましたが、課長や先輩たちからは「努力が足りないんじゃないか」「やる気はあるのか」といった厳しい意見が出ました。最悪なことに、「多分、目標は達成できそうにないな。自分は営業に向いていないし」と本人も思っている節があるようです。あなたはなんと声をかけますか?

ネガティブを助長させる「でも」


ミーティング終了後、ついに後輩は「僕は、そもそも就職するときに営業なんて希望していなかったんですよ」と泣き言をいい出しました。
なぐさめるために言ったあなたの一言「まあ、僕も新人の頃はうまくいかなかったよ」その後、 「でも、仕事なんだから、ちゃんと結果を出さなきゃダメなのはわかっているよね?もっと電話をいっぱいするとかさ、資料もちゃんと揃えるとか、トークを工夫するとかすればさ!」 と言ってしまうことはありませんか。

これでは、まるで「お前の努力が足りない」「やる気はあるのか」と責められたミーティングの悪夢の続きです。後輩は追い詰められてしまいます。アドバイスというよりも、「こうしろ!」と強制された気を与えてしまうし、ますます萎縮してやる気も萎えてしまいますよね。こんな状態では、自滅してしまします。
だからといって、後輩や部下がいつまでもネガティブな思考に沈んでいていいわけもありません。それなら、どうすればいいのでしょう?

学びを与える「でも」の使い方


「そうだよね、僕も新人の頃はうまくいかなかったよ」
と、まず共感。ここまでは同じです。ここからが大きな違いとなります。
「でも、今は目標も達成できるようになったよ」
そうつなげることができるのなら、部下は「できるようになったその秘訣はなんだろう?」と考え始めることができるかもしれません。
あなたに質問してくるかもしれないし、自分なりに工夫を始めることができます。
自発的に動くことができれば、今日の仕事はすばらしいスタートを切ることができます。

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