人に嫌われる話し方を改善しよう
人から言われたことで思い当たる点をしっかりと見つめてみましょう
自分では気付いていないものの、ちょっとしたあなたの言い方の癖が、相手に不快感を与えてしまっていることがあります。気付いていないため改善されない、という悪循環も起こります。今回は「人に不快感を与えてしまう話し方」についてご紹介しましょう。
嫌われる話し方1:「自分が言いたいこと」ばかり話す
こうした人は「言いたいこと」があると、早く相手に伝えたくなって自分の用意したことから話し始めてしまいます。相手はまだ聞く体制が出来てないのに話が始まるので、「言いたいことだけ言われている!」という印象になります。
自分が言いたいだけで話をすると、相手は「聞きたくないことを聞かされている」と感じます。こういう態度を続けていくと嫌がられるので気をつけましょう。
●改善ポイント
- 「人の話を聞こう」という態度で会う
- 自分の話だけで会話していると思わない
- どんな風に話したら相手が理解できるかを考える
自分よがりで話をしてしまう人は、無意識に相手に威圧感を与えています。人の話を聞いてあげよう、という気持ちで相手と会うことが大事です。その気持ちがないと、自分だけが言いっぱなしになってしまいます。
伝えたい話を自分軸ではなく相手軸で想像し、話の構成や言い方など相手が理解しやすいように考えて向き合いましょう。説得して聞かせようとすると、相手は拒絶しますので納得してもらえる工夫が必要です。
相手が変われば話し方も変わって当然ですね。
部下へ話すとき、異性に話すとき、年代が違う人に話すとき、それぞれ違います。話のなかで比喩を使ってみる時も、相手の生活環境を意識した「たとえ話」がいいでしょう。そうすると理解度も増して、あなたの話にも興味を持って聞いてくれるはずです。なぜ、理解しないのかと言う前に、伝え方をもう一度考えてみるといいでしょう。
嫌われる話し方2:会話の語尾の言い方
自分の癖は、自分ではよくわからないものです。もし誰かから「きつい言い方」とか「威圧的な言い方」という印象を持たれているようならば、話し方を見直してみるといいでしょう。話の最後、つまり話の語尾に気を付けてみてください。「~です」「~します」といった語尾の言い方が強すぎると、威圧感や冷たい印象を与えてしまうことがあります。
たとえば、「○○してください」と言う時に「ください」をあまり強く言いすぎると命令口調になって冷たい言い方に聞こえ、冷たい人と印象に残ります。
●改善ポイント
- 語尾が強くなっていないかを意識する
- 語尾の言い方をソフトにする
- 語尾は笑顔で話す
自分では気づかないのが”癖”です。ぜひ親しい人に印象を聞いてみるといいでしょう。はっきり話そうとしすぎるために、語尾が強くなっている場合もあります。そんなときは、語尾を少し弱く柔らかい言い方にしてみてください。話している印象が変わります。語尾を言う時に笑顔になるというのもポイントです。笑顔になると声が明るくなります。
アナウンサーは報道ニュースと芸能ニュースとで表情が違いますので参考にしてくださいね。逆に頼りない話し方と思われている人は、語尾までしっかりと話すとしっかりとした印象を持たれるのでやってみてください。
【関連記事】