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「癒し」依存症から抜けだそう!

「癒されたい」。そんな人が増えています。安易な「癒し」は逆にあなたをダメにします。「癒し」を求める前に、あなた自身が持つ輝きに目を向けてみましょう!

宇都出 雅巳

執筆者:宇都出 雅巳

コーチング・マネジメントガイド


「癒されたい」。そんな人が増えてきています。そして、「癒し」を求めてさまよう「癒し」依存症の人々。安易な「癒し」は逆にあなたをダメにするかもしれません。すぐに「癒し」を求める前に、あなた自身が持つ輝きや力に目を向けてみましょう!

《CONTENTS》●どんどん身近に手軽になる「癒し」(1P目)●「癒し」依存症になっていませんか?(1P目)●あなたの存在意義はなんでしょう?(2P目)●存在意義の宣言文を創る(2P目)

どんどん身近に手軽になる「癒し」

「癒し」にはまりすぎると……。
「癒し」という言葉は単なるブームというより、もう日常に定着してしまった感がありますね。モノがどんどん豊かになり、情報もあふれる一方で、人の心は逆にさびしく、満たされなくなっています。その中で「癒し」が必要になっているのかもしれません。

マネジメント研修やリーダーシップ研修でも、それを感じるときがあります。参加者に「部下やチームメンバーを認めましょう」と伝えると、「自分だって認めてもらいたい!」という上司、マネジャーのうめきのような声が聞こえてきます。あなたはどうですか?

確かに生きていると疲れるときはあります。誰かに甘えたくなったり、なぐさめてほしいときもあるでしょう。深い心の傷を受けたときには、長い時間をかけてそれを癒していくことも必要です。

ただ、最近の「癒し」を見ていると、あまりにも安易にお手軽になっている気がします。タバコを吸ってリラックスしたり、お酒を飲んでストレスを発散するのと同じように、ちょっとお金を出せば「癒し」を得られる。このことで何か大事なことから目を逸らしたり、見失っているかもしれません。

「癒し」依存症になっていませんか?

仕事が面白くない。仕事が忙しくて余裕がない。人間関係がうまくいっていない。そんな中で疲れると、癒してくれるところに駆け込んで、束の間の休息や安心感を得る。そして、なんとか今の仕事を続けたり、うまくいかない人間関係を我慢したりする。そんな毎日を送っていませんか?

この状況が続くとするとどうでしょう? 当たり前ですが、また同じように疲れて癒しが必要になる。そして、癒してもらって、なんとか仕事や人間関係を続けていく。そして……。もうおわかりですね。どこかで不満を抱えながら、「癒し」でその場をしのいでいく「癒し」依存症になる危険性があるのです。

そもそもあなたに「癒し」は必要なんでしょうか? コーチングでは、人を輝くスター(星)と考え、「もともと完全な存在で自ら答えを見つける力を持っている」と信じます。

もし、あなたが輝くスターだとしたらどうでしょう? 

あなたはあなたが思っている以上に、力を持った大きな存在なのです。安易に「癒し」を求める前に、あなた自身が持っている輝き、力に目を向けてみませんか?

あなたの輝き・力に気づくためには? 次ページをご覧ください>>
 
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