困難な仕事で大きく成長
「なかなか思うようにいかなくて、同僚に『私はこの仕事に向いてないかもしれない』と弱音を吐いたこともありますが、同僚はそんな私を励ましてくれたんでしょう。『あの仕切りぶりで、何でそう思うの!?』と言ってくれました。でも、ああいうプレッシャーの中で、仕事を経験できたのはプラスだったと思います」
確かに人は困難な仕事、厳しい環境の中で、大きく成長するものです。
「コンサルティング会社は、新入社員でも高額な単価をお客様に請求します。それだけ若い社員でも単価に見合った仕事をしなければならず、短期間でサイズアップすることができました」
ところが夢中で仕事をしていた4年目、秋山さんはコンサルティング会社を辞めてしまいます。
「むしゃらに仕事をして3年が経ち、一通りの仕事を経験できました。4年目になると急に見晴らしがよくなり、冷静に周りを見れるようになりました。そこで自分自身を振り返ると1年目に結婚をしたものの、すぐに私が大阪から東京に異動してしまい単身赴任しているという状態でした。このままじゃいけないと思い、充電も兼ねて会社を辞めることにしたのです」