キャリアプラン/キャリアプラン事例

趣味はドラム マクドナルド原田CEO(5ページ目)

日本マクドナルドCEOとして13万人の従業員をリードする原田泳幸氏。仕事にこだわるが趣味のドラムにも人一倍こだわる。人生を最大限楽しむ原田氏の時間の使い方とは?

執筆者:角田 正隆

深夜のベランダでひらめく

原田 泳幸 氏
日本マクドナルドホールディングスCEO 原田 泳幸 氏 1948年長崎県生まれ。72年東海大学工学部卒、同年日本NCR入社。外資系企業2社を経て、90年アップルコンピュータジャパン入社。97年同社社長就任。2004年2月日本マクドナルド入社、CEO就任。著書に『とことんやれば、必ずできる 創造力が目を覚ます』(かんき出版)がある。参考記事『CEOはキャリアビジョンを語れ!」
分単位のスケジュールで動く原田氏は、日中はじっくり物事を考える時間がない。それでも組織の大変革という仕事をやってのける上で、戦略を練り上げる時間が欠かせない。そんな原田氏が熟考するのは深夜。場所は自宅のベランダである。「複雑な物事を整理してゆくうちにシンプルな本質が見えてきて、新しい発想が生まれることがある」という。涼しい夜風に吹かれるベランダという場所も、プラスに作用しているのではないか。

「ときに社員に複雑なことを伝えなくてはならない場面もあります。そのときは、どうやって伝えればワクワクしながら聞いてもらえるかなどと考え、よく図を描いています。昨夜も新しい発見があったので、朝会社に来てすぐに部下に指示しました。ひらめきは一瞬なんです。だから車の中でもそれをメモできるよう、必ずエンピツと紙を用意しています」

忙しいからこそ冷静になって、客観的に考える時間が必要なのだ。

ガイド傍白

実は原田氏に取材を申し込んでから、実際に取材するまで半年以上の時間を要した。多忙な上場企業の社長のアポを押さえるのに、それぐらいは当然だが、多忙を理由にその場で取材を断る取材先も多い。日本マクドナルドは、原田氏のスケジュール状況を照会しながら、時期を見て取材に応じてくれた。そんな些細なやりとりからも、原田氏の「デキル男」ぶりが伺える。


関連リンク
・著書『とことんやれば、必ずできる 創造力が目を覚ます』(かんき出版)
・参考記事『CEOはキャリアビジョンを語れ!」』   
日本マクドナルドHP
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