キャリアプラン/キャリアプラン事例

サイバーエージェント広報・上村嗣美さん(2ページ目)

最近、若い女性の間で人気No.1の仕事が「広報・IR」だ。そこでサイバーエージェントの美人広報・上村嗣美さんに、広報になるまでのキャリア、求められるスキルについて語ってもらった。

執筆者:角田 正隆

最初は手探り状態だった秘書業務

幅を広げたい
「もっと広報の仕事の幅を広げたいと思っていました 

―――入社半年で上場企業の社長秘書なんて、すごいことですよ。同年代の友人にそんな人いないでしょう(笑)
上村:まったくの手探り状態でしたね。他社の秘書の方の仕事振りを参考にしながら、藤田が仕事しやすい環境をつくるよう努力しました。体調が悪ければ胃薬を用意したり、スケジュールの調整をしたり。また、経営指標を可視化するとか。ほんのささいなことでしたが、仕事をしながら工夫を重ねていきました。

―――秘書は何名かいらっしゃるのですか?
上村:前任の方から引き継いでからは、新人の私1人でした(笑)。それでも秘書業務に慣れてくると、少しずつ広報の仕事を増やしていけるようになりました。コーポレートサイトの更新やプレスリリースの企画・構成なども担当するようになりました。

もっと仕事の幅を広げたいと思っていましたから、以前から広報専任になりたいと希望していました。最近、急速に当社のメディア露出が増えてきたこともあって、今年4月から広報を専任で担当するようになったのです。


「社内広報」が当面の課題



―――「広報担当者の役割」を教えてください。
上村:当社の目標は「21世紀を代表する会社をつくる」ことです。この目標に向かって当社のブランドイメージを高めること。それが広報担当者の役割だと思っています。

現在、サイバーエージェントといえば、「藤田晋の会社」というイメージが強いと思いますが、当社サービスの知名度を高め、グループ全体のブランドイメージ向上を図りたいと考えています。

当面の課題として、「社内広報」の必要性を感じています。会社規模が急拡大したことによって、どうしても温度差が生じてしまいます。そこで社外向けのPR・IRブログに続いて、社内向けに「広報IRブログ」を立ち上げ、藤田や他の役員の動きや新しいサービスの導入、当社のカルチャーなどをグループ全体に発信する予定です。


>上村さんにも逆風の時期があった!

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