綺麗なストーリーは描けない!
「趣味」や「特技」を追求した結果、大きなチャンスをつかみ、ビジネスとしても大成功を収めた―――。あまりにもキレイすぎるストーリーで、「そんな風にはなれない」なんて、逆にガックリした人も多いかもしれません。そんな方のために、誰しも持つ「悩み」や「苦手」を、金のなる木に変えてしまう“応用編”をお届けします。
応用編No.1 金のなる木は「悩み」にあった 超人気講師&著者
キャリア&マネーアドバイザー 渋井真帆氏
▲『あなたを変える「稼ぎ力」養成講座』渋井真帆著 |
彼女は、都市銀行に総合職として入社しましたが、すぐに結婚退職しました。ところが家にいても充実感が得られず、パートの仕事を転々としていました。
仕事の充実感も得られず、稼げないパートの仕事に悩んでいた頃、彼女は銀行員である夫から、アドバイスを受けるようになりました。そこで得られたのが“稼ぎ力(かせぎぢから)”という、彼女が著書や講演で伝えているキーワードだったのです。
“稼ぎ力”とは、長く倒産せずコツコツと稼ぎ続ける企業が持つ、ビジネスの哲学やポリシーのようなもの。個人が1つの会社と考え“稼ぎ力”のエッセンスを応用しています。
このコンセプトが、彼女と同じように、「主婦という立場では、なかなか仕事の充実感を味わえない」といった悩みを持つ女性に支持されました。彼女が真剣に悩み抜き、解決策を導き出したから、同じ悩みを持つ女性が共感したのでしょう。
「悩み」を金のなる木にする法
1.真剣に悩む誰でも悩みを持っていますが、同じような悩みを持ってる人は、実はとてもたくさんいるのです。しかし、真剣に悩み抜いた人はごく少数です。「この悩みを解決すれば自分のためになる」と思い悩み抜くことで、その問題の専門家になれます。
2.回答を導き出す
同じ悩みを持っている人はたくさんいます。ところが、その解決策を持つ人は少ないのです。自分なりにその悩みへの解決策を導き出すことによって、他人に対してアドバイスできる立場になれます。
キャリアプランへの応用「“限界点”を越える!」
悩みとは自分の“限界点”だと言えます。「~できない」「~に困った」といったハードルを乗り越えることによって、新しい可能性が生まれてきます。>応用編No.2 金のなる木は「苦手」にあった インターネット広告代理店最大手 サイバーエージェント藤田晋社長
関連リンク
・書評『あなたを変える「稼ぎ力」養成講座 決算書読みこなし編』