基礎編No.2 金のなる木は「特技」にあった
邸宅風ウェディング大手
テイクアンドギヴ・ニーズ 野尻佳孝社長
▲『史上最短で、東証二部に上場する方法。』野尻佳孝著 |
野尻氏は、知人の結婚式に参加したとき、ありきたりのセレモニーが面白くないと感じました。
「自分が演出した2次会の方が、よっぽど面白い」
そう思った野尻氏は、邸宅風の建物を借り上げ、欧米風のレストランウェディングをテーマにした結婚式プロデュース事業をスタートさせました。
同社の売りは、邸宅というロケーションだけではありません。ウエディングプランナーによる趣向を凝らした演出によって、新郎と新婦、そして参加者に驚きを与える斬新なパーティーをプロデュース。それが大きな反響を呼んだのです。
これも創業者野尻氏の「特技」である“場を盛り上げる力”が、ベースにあったのは間違いありません。
「特技」が金のなる木になる理由
1.マネできない価値“プロ”として他人の宴席まで盛り上げられる人は、ごくわずかだと思います。プロとして通用する力は、希少な“才能”だと言えます。その才能をビジネスに応用できれば、他社が簡単にマネできない価値を生むでしょう。
2.技術を見抜く
野尻氏の会社の場合、有能なウェディングプランナーの確保が、事業成長のカギを握っています。「名人は名人を知る」と言いますが、人を喜ばせる力がある野尻氏だから、同じ能力を持った人材の力を見抜けたのでしょう。
キャリアプランへの応用「“才能”活かしてますか?」
野尻氏も元は損害保険会社の社員でした。そこでは野尻氏の才能は活かせなかったかもしれません。もしかすると、皆さんが今やっている仕事も、たまたま採用試験に合格した、たまたま配属されたなど、本来の才能とは関係なく決められただけかもしれません。自分の“才能”に気づいていますか?>応用編No.1 金のなる木は「悩み」にあった 超人気講師&著者 キャリア&マネーアドバイザー 渋井真帆氏
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