聞き手が満足・納得するコミュニケーション

コミュニケーションは実は非常に難しい
あなたのコミュニケーションは、本当に聞き手を満足させているのか?自分勝手に話しているのではないか?
キャリアアップを実現するには、必ずコミュニケーションが必要になります。転職するのであれば、面接を受ける必要がありますし、独立するにしてもビジネスパートナーを見つけたり、顧客との信頼関係を構築するのにコミュニケーションは必須です。

かつてコンサルティング会社で役員をやっていたときに、私は数多くの転職希望の方を面接してきました。そこで、痛感したのが、コミュニケーションが上手にできていない人が、実は非常に多いということです。逆に言うと、コミュニケーションが上手であれば、その人の能力は相対的に高く評価され、面接をクリアする可能性が飛躍的に高まります。では、上手なコミュニケーションとは、いったいどういうことなのでしょう。

答えは、ズバリ「相手が聞いていることに適切に答えられる」かどうかということ。これに尽きます。これができるだけで、コミュニケーションの基礎がしっかりできていると判断されるのです。

「なんだ、そんなことか。自分は大丈夫!」と思うのは、早計です。意外に多いダメなコミュニケーションの例をご紹介しますので、自分が当てはまらないかチェックしてみてください。

Q:
「以前なさっていた仕事で、問題となった点を教えてください」
A:
「以前行っていた仕事は、お客様相談室のクレーム対応です。毎日毎日クレーム対応で大変でした。ストレスだらけの環境です。でも、ストレスをコントロールするためのうまい方法を見つけ出しました。マラソンなんですが、これで気分転換し、クレーム対応もうまくこなしました。自分で自分をコントロールするのは得意だと思います」
Q:
「そんなことは伺っていません。あなたのこれまでのお仕事で問題となった点はいったい何ですか」

質問では、問題点を聞いています。もっと正確にいうと、問題点「だけ」を聞いています。「解決策」だとか「自分の長所」は聞かれていません。しかし、ついつい意気込んでしまって、いろいろ聞かれていないことまで答えてしまっているのです。意気込みは分かりますが、聞き手の聞きたいことを、真剣に把握した上での答えではありません。こういう答え方をしてしまうと、聞き手は「この人は好き勝手にしゃべりたいことをしゃべって、聞き手の私のことは全然気にしていない自分勝手な人なんだ。この人を採用しても、勝手に仕事を進める可能性が高い。やはりダメだな」と感じてしまうのです。

なぜ、このような事態に陥ってしまうんでしょうか?その原因と解決策は次ページで。