乙部綾子さんが語る「広報の使命」(4ページ目)

広報担当者には「企画力」が必要

▲タダで記事にしていただかなきゃいけませんから、その分アイデアが大切なんです（笑）　マスコミ関係者を巻き込むのが上手い。取材の様子がブログに書かれている。

―――業務もかなり増えたのではないでしょうか。乙部さんの秘書や直属のスタッフはいらっしゃらないのですか？
乙部：いませんよ。当社の組織は社長以下、ほとんどフラットなんです。だからみんなで支えあって業務を分担しています。例えば私が取材で１日中外出している場合は、原稿チェックなどもほかの人が対処してくれて、何か問題があれば私に電話してくれるという具合です。

―――そのヨコの連携があるから、４人で業務が回るのですね。ところでブログにも書かれていましたが、現在の乙部さんの業務内容を教えてください。
乙部：基本業務はブログに書いた通りです。それ以外にはゲラ（原稿）のチェックや、取材は堀江宛てだけではありませんから、その他の会社に対する取材に対応しています。

当グループで、何か新しいサービスが生まれたときは、自分で企画を考えて、それをマスコミに持ち込み、取り上げていただくよう働きかけます。ウチは広告費をあまり払ってくれない会社ですから（笑）。

＜ライブドア社のコスト意識の高さは次回記事にまとめています＞

―――かなり企画力が問われますね。
乙部：もちろんですよ。タダで記事にしていただかなきゃいけませんから、その分アイデアが大切なんです（笑）。