▲「編集者まで僕ですからね(笑)」 |
編集も自分で手掛けた
「執筆も大変でしたが、編集者まで僕ですからね。企画・ディレクション・編集と(自分で担当して)、本当にもう大変でした。もう当面本は書かないし、書けない(笑)」本一冊分の文章を書くだけでも、気の遠くなる作業である。その上、文を読み返して構成を検討するとなると、かなりの時間とエネルギーが必要となる。この本にかけた氏の並々ならぬ情熱が感じられる。
そのおかげで、ライターによる聞き書きでは簡単には聞き出せない「真相」に深く立ち入っている。これから起業やキャリアアップを目指す人に役立つ、教訓に満ちた著書に仕上がっている。
出版後、読者から多くの反響が寄せられたのはもちろん、この本を読んだかつての“恩人”から「数年ぶりにメールが届いた」そうだ。
30代の抱負
▲『ジャパニーズドリーム』 |
「あくまでも僕の夢は『21世紀を代表する企業』を創ることです。『フジタテレビ』というのは、就職人気企業の代名詞『フジテレビ』にあやかって、「優秀な学生が就職したいと殺到する企業を作りたい」という意味ですよ。97年に起業した当初のエピソードですが、この時期にテレビ局を話題にするのは、タイミングが悪かったかもしれませんね(笑)」
「個人的に経営者の“旬”が来るのは、35歳を過ぎてからだと考えています。これまで(経営者としては)若すぎるといわれ続けてきましたが、上場企業の社長を5年経験して、経営者としてのキャリアは積めたと思います。20代のうちに一定以上の経験値を高めましたから、31歳の今はそれほど焦っていないのです。堀江さんはちょっと急いでいるようにみえますけど(笑)」
「今、当社は右肩上がりの成長を続けています。引き続きこれをやりつづけるだけです。やりたい事業は山ほどあるし、球団経営だってやってみたい。それでも焦らず、1つひとつチャレンジしたいですね」
プロフィール サイバーエージェント 代表取締役社長 藤田 晋氏
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