ワタミグループ渡邉社長「リセット日記」
▲1日15分日記帳に向かう |
そうしておけば、再びそのことで頭を悩ませることがないのだ。そして最後の5分で、今後の夢について考えることに「集中」する。確かに過去の出来事にあれこれ思い悩んでしまうことは多い。それを文章に書くことで決着をつけておけば、その反省や再確認を土台に、さらに発展させることを考えることができるのだ。
リンクアンドモチベーション小笹社長「1行日記」
▲エクセル1行日記 過去記事「社長3人 オフの過ごし方」 |
小笹社長は、日記をつける意義の1つに“自分記念日”を持つことにあるとという。多くの人が「誕生日」「正月」「4月1日」などを、自分の節目にして新たな目標を定めるなど、新しい行動の“きっかけ”にすることが多い。“自分記念日”も同じ役割を持つ。
小笹社長は、日記に記録した個人的なイベントを振り返り、次のステップに進む“きっかけ”を作る。例えば、過去最高の営業成績を達成した日があれば、その日を「営業記録達成日」とする。もし翌年、営業記録達成日に自分の営業成績を振り返ると、それ以来、記録を更新できていなかったり、それが当たり前になっていたりと、自分の状態の変化が分かりやすくなる。
こうした“きっかけ”がないと、なかなか人間は客観的に自分を振り返れない。しかもたった1行であれば、それほど書くのに苦ではないだろう。