キャリアプラン/キャリアアップの方法

勝ちパターンを法則化せよ(2ページ目)

成功者は日記を大活用。勝ちパターンを法則化し、負けパターンを察知する。無料日記サービス・ブログを活用して、日記にチャレンジしよう。

執筆者:角田 正隆

ワタミグループ渡邉社長「リセット日記」

1日15分日記帳に向かう
ワタミグループ渡邉美樹社長は、居酒屋「和民」などのフード関連や、環境・教育事業など幅広い事業を展開する。多忙な経営者でありながら、毎日1日の終わりに約15分、日記を書きながら自分を「リセット」する。その日に起きた、嬉しかったこと、怒ったことを文章にまとめ「区切り」をつける。

そうしておけば、再びそのことで頭を悩ませることがないのだ。そして最後の5分で、今後の夢について考えることに「集中」する。確かに過去の出来事にあれこれ思い悩んでしまうことは多い。それを文章に書くことで決着をつけておけば、その反省や再確認を土台に、さらに発展させることを考えることができるのだ。

リンクアンドモチベーション小笹社長「1行日記」

エクセル1行日記
エクセル1行日記 過去記事「社長3人 オフの過ごし方」
リンクアンドモチベーションは、人事コンサルティング会社として急成長を遂げ、ユニークな人事制度やオフィスが注目されている企業。斬新なベンチャー企業経営者である小笹芳央社長が、毎日日記をつけていると聞いて驚いた。エクセルの表を使い「1行日記」を書いているという。

小笹社長は、日記をつける意義の1つに“自分記念日”を持つことにあるとという。多くの人が「誕生日」「正月」「4月1日」などを、自分の節目にして新たな目標を定めるなど、新しい行動の“きっかけ”にすることが多い。“自分記念日”も同じ役割を持つ。

小笹社長は、日記に記録した個人的なイベントを振り返り、次のステップに進む“きっかけ”を作る。例えば、過去最高の営業成績を達成した日があれば、その日を「営業記録達成日」とする。もし翌年、営業記録達成日に自分の営業成績を振り返ると、それ以来、記録を更新できていなかったり、それが当たり前になっていたりと、自分の状態の変化が分かりやすくなる。

こうした“きっかけ”がないと、なかなか人間は客観的に自分を振り返れない。しかもたった1行であれば、それほど書くのに苦ではないだろう。

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