まずは市場価値を知れ!

今の仕事を続ける、転職する、留学する――。今後のキャリアプランを考えるには、まずは現時点の正確な“市場価値”を知るべきではないでしょうか? 今回は「自宅で」「簡単に」「無料で」をキーワードに、自分の市場価値を把握するのに役立つサイトを紹介します。

なぜ市場価値を知るべきか?

市場価値測定研究所 藤田聰所長
藤田聰氏 慶応義塾大学大学院経営管理研究科専修。日本IBMなどを経て、市場価値測定研究所設立。市場価値をテーマにマスコミ出演多数。著書に『自分の「値段」の高め方』(大和出版)などがある。正規版「市場価値測定テスト」(有料)のネット受験が可能。
本記事作成にあたり、市場価値測定研究所の藤田聰所長にお話を伺いました。

―――ビジネスパーソンは自分の“本当の市場価値”を知るべきだと主張しています。
藤田:給与規定で決められるような“社内価値”は参考になりません。今、出世コースを歩んでいる人も、別の会社に転職したとたん下位グループに甘んじるケースもあります。正確な市場価値つまり“社外価値”を把握することが、ビジネスパーソンにとって「最良の自己防衛手段」なのです。

そこで私は皆さんに“他流試合”をお薦めします。会社以外の人間や機関に客観的に評価されると、自分の本当の実力に気づくのです。外部の勉強会への参加も有益です。1時間もすれば参加者の中での自分のレベルがすぐ分かるでしょう。

当所は業種・職種を超えたビジネスパーソンの市場価値を客観的に測定する「統合型市場価値測定テスト」を開発、多くの大企業のキャリア開発プログラムなどに採用されています。無料で受検できる簡略版もあるので、そちらをお試しください。30歳の方なら600点が目安でしょうね。

「他流試合」にチャレンジ!

では早速、市場価値の測定にチャレンジしましょう。分かりやす3つのステップに分類してあります。あなたは結果を見て焦る人、ホッとする人のどちらでしょうか?

市場価値を知る「3つのステップ」
  STEP1 : あなたの年収は高い? 安い?
  STEP2 : スキルは十分?
  STEP3 : スカウトされる人材を目指せ!
  補足 : 転職コンサルタントに聞け

STEP1: あなたの年収は高い? 安い?

「年収」はあなたの市場価値を表す、最も分かりやすい指標です。今の年収は高いのか? 低いのか? ほとんどの人が関心があるテーマでしょう。

その「年収」をネット上で無料判定するサービスが充実しています。「転職サイト」などが運営するものと、「人材紹介会社」がサービスの一環として行っている大きく2種類のタイプがあります。

ネットで「年収査定」

リクナビNEXT「いろいろ世間相場」
リクナビCAFE「いろいろ世間相場」
転職サイトが提供している適性診断や年収査定はとても役立ちます(過去記事参照)

転職サイトの求人情報や登録者データを活用して、年収相場を算出しています。短時間でできるよう配慮されているので、忙しい人に合っているでしょう。

・リクナビCAFE「いろいろ世間相場」
労働時間と給与のバランスをチェックするのに便利。現年収を1万人以上の登録者の年齢・職種別データと比較可能。

・@type「市場価値診断テスト」(要登録)
現在の主な職歴や年収などを入力し、ビジネススキルを判定する100問に回答すると、推定年収を算出。@type会員3万人のデータを活用。「市場価値測定研究所」との共同開発。

人材バンクの「年収査定」

インテリジェンス年収査定
インテリジェンス年収査定
結果は匿名で郵送
転職の生の情報は、転職時の年収を知っている人材バンクが握っています。多くの転職事例を蓄積する大手人材紹介会社の方が精度が高いと推測されます。職務経歴書を書くのと同等の情報を、サイトのォームに入力すると、後日、郵送もしくはEメールで回答が届く仕組みになっています。

・インテリジェンス年収査定
以前から年収査定をアピールしてきた人材バンクなので実績は豊富。詳細な職務経歴を入力することになるが、ついでに「キャリアの棚卸し」をすると考えれば、いい機会では?

・エイブリックNET「キャリア査定」
日本最大の人材バンクが提供する年収査定。年収相場のみならず、転職市場の動向やおすすめのキャリアプランなど情報充実。データの蓄積量が多い。

次ページでは、本質的なあなたの市場価値に迫ります!

  STEP2 : スキルは十分?
  STEP3 : スカウトされる人材を目指せ!
  補足 : 転職コンサルタントに聞け