キャリアプラン/キャリアプラン事例

「29歳で衆議院議員」インタビュー(5ページ目)

政治家として歴史に残る仕事をしたい―――。元・外資系企業社員、村越祐民氏(30)は、衆議院議員に29歳で当選。きっかけは立候補者の「公募」だった。

執筆者:角田 正隆

政界でオールアバウトが活躍?

―――政治活動にオールアバウトを活用していると聞きました。
国会本会議場を背景に村越議員
国会本会議場

村越:おべっかじゃなく、頻繁に活用させてもらっています(笑)。委員会で質問するとき、真っ先に調べるのがオールアバウトです。先日も財務金融委員会で「外国為替証拠金取引」に関する質問を作成するのに利用しました。

調べると該当する記事が出てくるのがいいですよね。最終的に質問は、他の情報源も使いながらまとめ上げますが、そのテーマに一般の読者が、どんな問題意識を持っているか把握するのに役立てています。

プライベートでも「ForM」などをチェックしますし、実は昨年入籍したのですが、その手続きを調べたのも「結婚」コーナーです(笑)。

外資系コンピューターメーカーに入社

―――いつもご利用ありがとうございます(笑)。ところで、いつ頃から政治家を目指していましたか?
村越:最初に政治家になりたいと思ったのは、学生時代です。

―――なぜ就職したのですか?
ネームプレート
国会議事堂入口 有名議員の名前がズラリ

村越:理由は2点あります。1つは、政治家になるには、能力に加え、タイミングや人との出会いが重要です。しかし、大学を卒業する時点の僕には、何もなかったのです。

もう1つは、サラリーマンになるのがベストだと判断したからです。やはり日本はサラリーマンが主役の国。社会生活の基本や素養が学べると思いました。将来、政治家を目指すにしても、1度民間を経験すべきだと思いました。

―――記者出身の議員が多いと聞きます。同じサラリーマンでも外資系コンピューターメーカーへの入社は、政治家の道から遠ざかったようにみえます。
村越:確かにそうかもしれません。しかし、最初に入社したいと思った会社がその会社だったのです。学生時代、自分でホームページを作るなどコンピューターが好きでした。その会社は、3次元コンピューターグラフィックスに使うワークステーション(大型コンピューター)を製造するメーカーで、独創的な機械を作る点に興味を引かれました。

>>>次ページにて、政治家を志した理由を明らかにする>>>
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