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熊谷正寿氏の手帳術に迫る!(3ページ目)

ベストセラー「一冊の手帳で夢は必ずかなう」の著者GMOグループ代表熊谷正寿氏に直撃インタビュー! その手帳活用術の真髄に迫った!

執筆者:角田 正隆

3.クマガイ式の真髄「夢・人生ピラミッド」

夢・人生ピラミッド
■「夢・人生ピラミッド」 リスト化された夢を3つの階層、6つの分野に整理するツール。このツールに到達するまで熊谷氏は世界中の成功理論を研究
―――夢を整理するのが「夢・人生ピラミッド」ですね。
熊谷:「夢・人生ピラミッド」とは、夢を「基礎・実現・結果」という3つのレベルと、内容ごとに6つのセクションに分けたものです。それは「健康な体、豊かな教養そして開かれた心を持てば、おのずと仕事と家庭の夢は実現し、その結果、経済的な豊かさに恵まれる」という考えを表しています。

たとえお金持ちになっても、仕事中毒で家族が犠牲になっては本当の成功とはいえません。私はこのピラミッドをゆがみなく実現した人を「全人(ぜんじん)」と呼んでいて、常に自分の目標としています。

―――美しい姿ですね。これはどのように作りましたか?
熊谷:「やりたいことリスト」は自然な思いから数ヶ月で作りましたが、それを整理して「夢・人生ピラミッド」にまとめるまで2年から3年もかかりました。その間私は、カーネギーやポール・J・マイヤー、コビィーなど国内外問わず著名な成功哲学を研究し尽くしました。ほとんどの成功理論に共通する成功の要素が、この6つのセクションでした。それに優先順位を付け、ピラミッド状にまとめたのが“クマガイ・オリジナル”なんです。

―――自分でオリジナルを作る余地はありますか?
夢手帳☆熊谷式
「夢手帳☆熊谷式」 熊谷氏が開発した手帳のフォーマットと手帳活用法のノウハウが凝縮されている 夢手帳「やりたいことリスト」「夢・人生ピラミッド」の図解[日本能率協会]
熊谷:あるとは思います。夢を明確に書き、行動計画に落とし込むことが本質ですから。やり方に個性があっていいと思いますが、形を作ることに一生懸命になるよりも、中身を作ることに力を入れてほしい。先日、僕が考えたフォーマットを出版しました。皆さんにはこれを使って研究の時間は短縮して、夢そのものを考える時間に充ててほしいですね。


全人チェックリスト
■「全人チェックリスト」 「全人像」をリスト化、常にこの姿に近づけるよう確認を繰り返している <クマガイコムより>
―――「全人」について詳しく教えてください。
熊谷:中曽根元首相がよく使っていた言葉で、辞書には「知・情・意を調和して備えている人」(大辞林)とあります。つまり「知識」「情(心)」「意識」の3つが調和したバランスのよい人格や人生という意味です。クマガイ流に拡大解釈すると「3つが調和した結果すばらしい人生を過ごせる人」ということになります。何事もバランスが大切なのです

―――例えば「仕事」と「家庭」のバランスとか?
熊谷:それもそうですが、「お金」はなくていいのかというと、あった方がいいですよね(笑)。やはり6つのセクションのバランスが大切なのです。そして忘れてはならないのが、自分のピラミッドが他人のそれと調和していることです。いくら自分のピラミッドの形が完璧だったとしても、他人と調和が取れていなければよい人生だとは言えません。

なぜ「夢・人生ピラミッド」が「夢・人生“三角形”」ではないのかというと、人間の社会と同じく奥行きのある3次元の世界だからです。僕が理想とする「全人」は、お互いのピラミッドの調和が取れて、他人の笑顔が自分の笑顔になるような人物です。

グローバルメディアオンライン 代表取締役会長兼社長 熊谷正寿氏
■熊谷正寿氏「組織は『究極の目標』を共有しなければならない」
―――このコンセプトは会社組織にも応用できるのでは?
熊谷:もちろんです。当社は「インターネットの分野でNo.1になり、多くのお客様に笑顔と感動を呼ぶ」ことが仕事面の「究極の目標」です。この点が一致する人とは調和が取れて我々の仲間になれると思いますが、「飲食業をやりたい!」という人とはピラミッドが上手く重なり合わないでしょう(笑)。

>>>次は「未来年表」などさらに日々の行動に密接な手帳術を取り上げます>>>
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