運動会のかけっこ練習!みるみる足が速くなる法則とは?

運動会のかけっこ練習!足が速くなる方法とは

運動会のかけっこ練習!足が速くなる方法を体育指導のスペシャリストに取材しました


運動会のかけっこで速く走りたい!一番を取りたい!という子供の熱い思いをかなえるために、体育指導「スタートライン」のスペシャリスト・永野佑一先生に、自宅でもカンタンにできるかけっこ練習法について聞きました!

index
  1. かけっこの速さと運動神経って関係あるの?
  2. かけっこが早くなるポイント3つ
  3. かけっこが早くなるためのトレーニングとは
  4. 直線コースは最後まで腕ふりを
  5. カーブの時は、行きたい方向に顔を向けて
 

かけっこの速さと運動神経って関係あるの?

運動会シーズンになると、決まって聞かれる「今年こそかけっこで速く走りたい!」という声。「うちの子は運動神経がにぶいから、かけっこも遅くて……」という保護者の方もいますが、幼児期から小学校低学年くらいの場合、かけっこの速さと運動神経は、あまり関係ありません。

かけっこで速く走るためにいちばん大切なのは、体の使い方。腕をリズミカルにふったり、こまかく足踏みしたりなど、「体を速く動かすこと」です。いわゆる“すばしっこい動き”ができるようになることが、かけっこの速さにつながります。小学校低学年くらいまでは、背が低い、太っているなど、体型も、足の速さにはあまり関係ありません。

 

かけっこが速くなるポイント3つ

■ポイント1.自分に合う腕ふりをする

教科書などには、「ひじのところで直角にして腕をふるとよい」と説明されていることが多いですが、“その子に合う”腕のふり方があるものです。まずは、以下の方法で自分に合う腕のふり方を見つけましょう。

両手を軽くにぎり、グーの中から前の景色が見えるくらいに開く
運動会のかけっこ練習・腕ふりのポイントは、望遠鏡をのぞくようなイメージで、両手を軽くにぎりましょう

望遠鏡をのぞくようなイメージで、両手を軽くにぎりましょう


そのまま腕をおろし、ひじを後ろにひく。ママやパパに後ろにたってもらい、ひじでママやパパのおなかを当てるような感覚がベスト。
ひじを自然に下げるイメージで

ひじを自然に下げるイメージで


「手首はまっすぐ」を意識しながら、自分がもっともふりやすい腕ふりをさがしましょう。
運動会のかけっこ練習・腕ふりの「手首はまっすぐ」を意識して

「手首はまっすぐ」を意識して


■ポイント2.体はまっすぐ、おでこを少し出す姿勢で
背中が丸まっていたり、腰が曲がった状態で走ると地面をける力が弱まって、遅くなってしまいます。走るときは、背中がのびたまっすぐな姿勢のまま、おでこを出しながら少し倒れるイメージで。そうすると、体が自然に前に出て足もうまく前に出すことができます。

×NG姿勢 その1:かけっこでは体を傾けすぎない
運動会のかけっこ・体の傾けすぎはNG!

体を傾けすぎはNG!


×NG姿勢 その2:腕を上げすぎない          
運動会のかけっこ練習・腕が上がりすぎるのもNG!

腕が上がりすぎるのもNG!


◎OK姿勢:かけっこではおでこを前に出すような体勢で
運動会のかけっこ練習・おでこを前に出すように

おでこを前に出すように

良い姿勢で走ると、足をすばやく地面からはなすことができるので、はずむような軽やかな走りになりスピードもアップ! 

■ポイント3.スタートダッシュは反復練習で鍛える
よいスタートは、よい走りにつながります。「よーい、ドン!」の合図ですばやくダッシュが切れるようになるには、反復練習を重ねるのみ。

家のリビングに子供をすわらせ、後ろにオモチャやカードなどを複数おき、親が、「よーい、赤い電車!」「よーい、緑のカード!」などと声をかけ、できるだけ早いタイミングでとれるような練習をするとよいでしょう。遊び感覚で楽しみながら繰り返すうちに、反射神経を養うことができます。

公園など外で練習する時は、スタートラインをひいて、「よーい、ドン!」の合図と同時にすばやいダッシュがきれるよう、イメージトレーニングを。
スタートの時の足幅は、「きをつけ」の時より少し開きます。

 

かけっこが速くなるためのトレーニングとは?

運動会のかけっこは、地道なトレーニングが成果につながる

運動会のかけっこは、地道なトレーニングが成果につながる

背中がのび、まっすぐな姿勢で走ると、足をすばやく地面からはなすことができ、ばねの力を利用してはずむような走りができます。

そのために必要なトレーニングは、ずばり、ジャンプ。まっすぐな姿勢を保ったまま、つま先でジャンプの練習をすることが、かけっこが速くなるためのトレーニングにつながります。

つま先ジャンプに加え、グーパージャンプやなわとびもおすすめです。
親子で外遊びに出かけた時はもちろん、一緒に買い物に行く時に玄関の前で練習するなど、毎日の生活の中で、少しの時間でも、このようなトレーニングを取り入れることを意識しましょう。

スキップやケンケンも、走る時のリズム感を養うのに役立ちます。

 

直線コースは最後まで腕ふりを

運動会で直線コースを走る場合、よくあるのが、ゴールテープの手前でスピードダウンしてしまうこと。
スタミナ切れの場合もありますが、ゴールテープを見て無意識のうちにスピードダウンしてしまう子も多いので、「ゴールテープが近づいてきたら、もっと腕ふりをしよう!」「ゴールが近づいてきたら、もう1回スピードをあげよう」などと声をかけてあげましょう。
疲れてきても、最後まで腕ふりを頑張り続けることが大切です。

 

カーブの時は、行きたい方向に顔を向けて

小学校の100m走の場合、カーブは急なことが多いもの。
カーブを走る時は、自分の顔を、行きたい方向に向けることを意識すると、自然と体がついていき、スムーズに走れます。
カーブのところで無理やりスピードをあげようとせず、カーブのあと直線コースになったら再びスピードアップを心がけましょう。

子供達にとって、一大イベントのひとつでもある運動会。その中でもかけっこは、花形競技であり、だれもが一度は「1位をとりたい!」と願うもの。
ここで紹介したトレーニング法を実践して、少しずつレベルアップしていきましょう!

取材協力: 体育指導のスタートライン
永野佑一先生のブログ『かけっこでヒーローに』
 

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。