GWにお勧め！八ヶ岳のリゾートレストラン1(3ページ目)

ワインセラーは紫外線厳禁

写真5.小型のLED器具で照明しています。窓際のカーテン部分には、鉄骨と同色で仕上げた照明ボックスを設置して、アッパーライトによる間接照明とテーブル面の明るさを確保する小さなダウンライトを設置しています。ここでも器具の存在を感じさせることなく、テーブル面の明るさを確保しています。カーテンのアッパーライト効果は、ファサードのライトアップ的効果も兼ねることとなり、エントランスアプローチからレストランの存在を際立たせる効果も得られました。

天井が低い空間では、トリムレスの角型ダウンライトシステムを使用して、中角配光と広角配光を組み合わせ、通路などの全般の明るさとテーブル面の明るさが1：3程度になるよう調光で制御しました。壁面の間接照明も併用し、テーブル面の明るさ自体は吹き抜け部よりも落としましたが、明るい雰囲気となっています。（写真4）

写真6.レンガのざらっとした質感が強調されています。

また今回のリニューアルの目玉としては、約12ｍの長さのワインセラーです。約2000本のワインがあり、目移りしてしまいます。（写真5）ワインは紫外線が大敵ということで、紫外線をカットする硝子で覆われています。

照明器具は紫外線と熱線を出さないLEDの小さなダウンライトを使用し、ワインの品質を損なわないように配慮しました。セラー内のブロックごとのスリットには、小型の床埋設型器具を設置して、下からのアッパーライトによって、れんがの質感を表現しています。（写真6）

次回は併設されたバーコーナーを紹介しますのでお楽しみに。

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