光で彩られる香港「ウィンター・フェスタ」

シンフォニー・オブ・ライツとは？

写真1.香港の夜景現在、香港では来年の1 月4 日まで、「2008 年香港ウィンター・フェスタ」が開催されています。クリスマスと新年を迎えるにあたり、香港は街中がクリスマスセールなどお祭り気分で賑わっています。

香港といえば百万ドルの夜景で有名ですが、昔はビクトリアピークからの眺めがお勧めでした。しかし、今日では尖沙咀（TsimShaTsui）のビクトリアハーバー側プロムナードからの眺めがよく、連夜、観光客で賑わっています。特に「シンフォニー・オブ・ライツ」は、毎晩８時から１０分間ほど行われる光のショーで、少し早めに来ないと、良い場所が確保できないほどの賑わいです。

写真2.「シンフォニー・オブ・ライツ」のキセノンサーチライトと緑色のレーザー光

このショーは2003年から始まったそうです。当時、香港では「サーズ」騒動が勃発。観光客がほとんどいなくなってしまったほどの社会問題でした。

「サーズ」とはもう忘れてしまった人も少なくないと思いますが、新型肺炎といわれ、空気感染する当時では死亡率の高い病気でした。それが香港でも感染者が出たということで恐れられ、観光客が激減したそうです。そこで観光客を呼び戻そうとして考えられたのが「シンフォニー・オブ・ライツ」のイベントなのです。

写真3.九龍側会場である香港文化センター外壁の照明変化

香港島の主要なビルと尖沙咀のウォーターフロントにある会場からキセノンサーチライトや緑色のレーザービームが放たれます。それらの光はスピーカーから流れる音楽にあわせて変化しますが、その様は年末年始のセレブレーションを楽しむ人にとって相応しい光景になっています。（写真1,2,3,4）

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