最近は、仮住まいをしやすい状況があります。
□定期借家が増えて来ました
□空室の増加で、大家さんもわがままを言えなくなってきました
□ウィークリーマンションやトランクルームが普及してきました
第1の定期借家による賃貸借契約の場合には、貸し手の大家さんは喜んで契約に応じてくれるでしょう。しかし、定期ということは解約も定期の制約を受けるので、中途解約はできないことが普通です。特別に取り計らってくれる不動産屋さんでしたら、期限前の退室についての特別な条件をお願いしてみましょう。
たとえば、「契約期間内であっても、1ヶ月以上の予告期間をもって契約の解約を申し入れることができる」とかいった具合の特約を挿入しておいて、仮住まいのコストを安く上げる工夫があります。
もちろん、入居期間を明確に伝えてその期間だけ借りることができる「一時使用」の賃貸借契約が可能でしたら、その契約は借地借家法の規定を受けませんから、ややこしい話に一切なりません。まさに仮住まいにはピッタリの借り方が「一時使用」ですが、「売り先行」の買い換えのときには、あまり使えないかもしれません。自宅の売却が済んで仮住まいを始めるときには、買い換えた家がまだ決まっておらず、したがって仮住まいをいつまで続けるのか?日程が確定できていないからです。
数ヶ月の短期間の仮住まいなら、ウィークリーマンションやトランクルームを活用することはとても有効な方法です。
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買い換えで一番リスクのある自宅の売却を先に済ませておく「売り先行」は、勇気が要りますが、案外と賢明な選択かもしれません。地価と家の値段が安定している今のような状況なら、「売り先行」であまり心配することはありません。インフレーション経済で、地価も建築費も値上がりを続けるような状況では、時間をかけている間に、物件価格があがって当初の予算では足りなくなってしまうことが起こるからです。
日本経済も、いずれはインフレに進むのでしょうが、しばらくは落ち着いた買い換えができる時期が続くと思います。
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「なるほど!」思わずうなずける買い換えテク バックナンバー
<1> 「買い先行」のメリット4+1
<2> 家を二つ持っている人の買い換え
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