前回は、分譲マンションの賃貸化傾向についての話をしました。今回は実際に、分譲マンションで起こっている、賃借人とマンションに居住している区分所有者とのありがちなトラブルについて紹介します。

もっともありがちなのは使用上のトラブル

分譲マンションでは賃借人と区分所有者のトラブルが発生しがち
マンション居住者などへのインタビューで最も耳にするのが、マンション使用上でのトラブル。共用施設の使い方、居室での騒音トラブルなどです。

例えば、エントランスホールを汚す、傷つける、パーティスペース・集会室などの使い方が荒い、居住者専用の貸し自転車を返却しない……などなど。また、ゴミ捨てのマナーが悪い、多くの人を招いて居室内でパーティで大騒ぎ、管理規約を守らず、ペット禁止なのにペットを飼う、バルコニーでは使用が禁止されている子供用プールを持ち込み、水遊びをする、などです。


もちろん区分所有者にも同様のトラブルはありますが、賃借人がいた場合、賃借人からの発生がケースとして多いという話をある管理組合から伺ったことがあります。

このようなトラブルは、居住している区分所有者から管理会社にクレームの連絡がいって発覚することが多く、管理組合も対応に苦慮しているという話をよく耳にします。

次のページではこのようなことが発生する要因について考察します。