マンション購入術/マンション購入費用

新たな中古住宅の保険制度とは?【1】(2ページ目)

中古住宅購入の際の懸念点は、品質ももちろんですが、万が一隠れた瑕疵が見つかった場合の対応もそのひとつ。今回から国土交通省が検討している新たな中古の保険制度について2回にわたって検証したいと思います。

千葉 由里

執筆者:千葉 由里

マンションの買い替え・売却ガイド

新築の保険制度に続き、中古にも保険制度を

新築に続いて中古でも保険制度が導入される方向性に
さて、過日国土交通省が発表した内容によると、2010年度をめどに、中古住宅を消費者が安心して購入できるよう、欠陥が見つかった中古住宅の補修費を売り主に補償する保険制度を新たに導入する方針とのこと。
新築住宅を買った人を保護する特定住宅瑕疵担保責任履行確保法を必要に応じて改正するなどして実現を図っていく方針のようです。

新築住宅については前回触れたように、耐震強度偽装事件を受け、今年10月から、引き渡しから10年以内に基礎や屋根などに欠陥が見つかった場合、補修費の最大8割程度が売り主に支払われる保険への加入などを義務付け、購入者の保護に取り組んでいます。

そこで、国交省は中古住宅についても同様の保険を導入し、売り主に任意で加入を求めるようです。

また、中古住宅のリフォームについても、業者が提案した工事内容や費用が適正かどうかを別の業者らが事前に診断する制度を導入するそうです。

さて、この制度は果たして普及するのでしょうか?次回考えたいと思います。
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