最近狙われるのはココだ!要注意ポイント
最近では玄関ドアの鍵をディンプルキーに替えるお宅が増え、鍵のこじ開け対策が進みました。代わりにドアスコープ(のぞき窓)が狙われることが多くなりました。ドアスコープは意外とはずしやすく、そこから針金をいれてサムターンを回し侵入します。このような手口も含め、玄関ドアのサムターンにはサムターンカバーをつけ、回せないような対応で防犯性をアップさせましょう【写真3】。【写真3】サムターンカバーを取り付けると簡単に開閉できません(B)。さらにカバーをかけると「開閉不可」になります(C)。ネジで締め付けるだけで簡単に取り付けられるので賃貸住宅にもお勧めです。 |
最近オススメの防犯製品は、はずされにくい面格子。最近では室内側からしか取り外せない構造の面格子が出ています。これから面格子をつける方は参考にしてください。
もしビス穴が外から見える位置についているものは、ビスが簡単に回らないように瞬間接着剤などで埋めてくださいとのアドバイスをいただきました。
建物タイプ別の防犯対策と費用
■戸建ての防犯【写真4】窓用の補助錠を下枠に取り付けたところ。補助錠があるとクレセントを回されてもサッシが開かない。 |
・玄関鍵の交換 20,000円~28,000円
・窓用の補助錠 1,800円~6,000円
・台所の内鍵 1,200円~10,000円
・オートセンサーライト 20,000~30,000円(取り付け費込み)
【戸建て一件あたりの防犯費用の目安】 約35,000円~約65,000円
■マンションの防犯
マンションで1番被害にあうのは玄関です。玄関の鍵をもうひとつ増やすことをお勧めします。また、ベランダに面した窓の補助錠を取り付けましょう。
・玄関鍵の増設 22,000円~35,000円
・窓用の補助錠 1,800円~6,000円
【マンション一件当たりの防犯費用の目安】 約25,000円~約38,000円
■アパートの防犯
アパートで防犯設備を取り付ける場合は基本的に大家さんの同意が必要になります。また賃貸住宅のため穴を開けることが出来ないなど制約があり、防犯対策も限られます。玄関の鍵の増設は難しいので鍵を防犯性の高いものに交換し、窓に補助錠をつけることをお勧めします。
・玄関鍵の交換 15,000円~26,000円
・窓用の補助錠 1,800円~6,000円
【アパート一件当たりの防犯費用の目安】約18,000円~約38,000円
戸建て住宅、マンション、アパート別に取り入れやすい防犯対策の内容とかかる費用の目安をあげました。思ったよりお手ごろな費用で対策が立てられることがわかりますね。
どこに頼むか? 防犯対策
こちらが奥様お助け隊。補助錠1ヵ所の取り付けからOK、かつ良心価格。 |
今回取材に協力してくださった株式会社エム・ジーコムの「ハウスメンテべんりサービス奥様お助け隊」では、防犯設備の相談・取り付け、網戸の交換、ガス器具修理サービスなど家全体のケアを行ってくれます。これぞまさにホームドクター。住まいの維持管理に役立ち安心ですね。
【関連リンク】
株式会社エム・ジーコム(工事対象地区は神奈川県および三多摩地区)
ハウスメンテべんりサービス奥様お助け隊
最後になりましたが、今回の内容を参考に住まいの防犯設備を整えるとともに、常に防犯意識を高めておくこともとても大切です。防犯対策に完璧はありません。設備を整えたことで安心しきってしまうほうが危険です。そのことを忘れないようにしてください。
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