マンション物件選びのポイント/マンションの間取り

無駄にクーラーを使わない!涼風間取り(2ページ目)

暑さのピークは過ぎつつありますが、昼は暑く夜は寝苦しい日はもう少し続きます。クーラーに頼りすぎると健康によくないし、光熱費も気になります。そこで今回は、少しでも涼しく過ごせる風通しの良いマンションの間取りを考えてみましょう。(初出2007年7月)

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

外廊下型マンションでもくふう次第で通風を得られる

外廊下型のマンションでも、くふうにより通風を得やすくなっているものもあります。例えば、外廊下と外廊下に面する個室との間にちょっとした吹き抜けのようなスペース(光庭、ボイド)があると、北側の個室のプライバシー性が高くなり、窓が開けやすくなります(図2参照)。

この形は外廊下を歩く人の足音など騒音面、防犯性の面からも優れています。これだけで住まい心地に大きく差がでます。

【図2】外廊下側に吹き抜けがある例。まったく同じ間取りでも図1に比べ外廊下側の居室のプライバシーが高く、窓を開けやすい。

【図2】外廊下側に吹き抜けがある例。まったく同じ間取りでも図1に比べ外廊下側の居室のプライバシーが高く、窓を開けやすい。


いかがでしょうか。同じ間取りなのに吹き抜けがあるのとないのでは大きな違いがあるのです。

それでは次のページで窓のある方位と注意点をみてみましょう。

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