ハイクラスの分譲住宅
それではハイクラスの間取り図をご覧ください。
|
【図2】高級クラスの分譲住宅の間取り図。現地でスケッチしたものを元にガイドが作成。family templeは姿を消しバルコニーの一角にスペースが用意されていました。 |
道路に面して庭、ガレージがあります。基本的な配置はミドルクラスと同じで、玄関につながってすぐリビングになり、真中の左右にベッドルーム、家の奥にキッチンやダイニングルーム、シャワールームがあります。立地は州都デンパサールの下町(町の中心部から車で20分)4LDK、2階建て、販売価格約700万円です。
|
高級クラス分譲住宅の外観写真。門扉も立派な鉄製。 |
外観をご覧ください。壁はレンガ、屋根は瓦です。窓枠、手すりに木彫りの細工がみられます。門扉は鉄製で重厚感があります。
|
バルコニー出入口に施された木彫り。 |
2階のホールからバルコニーへの出入り口扉の木彫りをご覧ください。とても精巧な作りです。こういった素晴らしい木彫りは
バリの伝統的な住宅ではそこいらじゅうにみられました。近代的な住宅でもアクセント的に取り入れられ、バリらしさを感じます。
|
中庭に面したダイニングルーム。 |
1階奥のダイニングルームです。ダイニングルームに面して屋根のないコートヤード(中庭・写真手前)が設けてあります。こちらには植栽が植わり、2階のバルコニーに直接通じる外階段があります。中にいながら外と一体になったようなつくりです。
壁は石張り、床は大きめのテラコッタタイルです。敷地が狭く近隣と接しているためか、壁の上部に横長の窓が設けられていました。でも中庭に面しているので圧迫感はなくとても明るい部屋でした。
|
リビングにある階段。上部が吹き抜けで大変明るい。 |
リビングにある階段です。床、壁、階段は石張りです。階段の手すりは握り部分は木製、手すり子の部分は鉄製です。とても高級感があります。
上部が吹き抜けで窓がたくさんとられており、続くリビングに開放感や明るさをもたらしていました。
|
2Fメインベッドルーム専用のバスルーム。 |
2階にはメインベッドルームがあります。13~14畳くらいはありました。専用の洗面所があり、そこにはハイクラスの住まいの証明、バスタブがありました。その他に洋式便器、シャワールーム、洗面台があります。こういった設備を見ると「近代的」という言葉がしっくりきます。
変わりゆくバリですが、街並みを守るためにどんな方法を取っているのか、
次のページで見てみましょう。