マンション物件選びのポイント/マンションの間取り

浴室に窓も可能。光庭マンションの間取り(2ページ目)

マンション住まいの不満で「浴室に窓がないこと」という声を多く聞きます。水回りへの通風、採光はマンションにとって大きなテーマ。そこで「光庭」のあるマンションに注目、間取り例で検証してみましょう。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

光庭のあるマンションの間取り例-1
外廊下側に光窓を設けたケース

それではマンションで光庭を採用している例を図で示してみましょう。外廊下側に光庭を設けたケースです。
 
【図2】外廊下側に光庭を取り入れた例。
【図2】外廊下側に光庭を取り入れた例。外廊下側の居室はプライバシーが高くなり、窓を開けて通風が取りやすい。外廊下の靴音も軽減。


【図2】のように外廊下側に光庭を設けたケースでは、居室と外廊下の間に吹き抜けがあるため、外廊下(公的空間)と居室(私的空間)が効果的に分離することで、プライバシー性や防犯性を高め、外廊下を歩く靴音などの騒音も軽減します。また、マンションの玄関周りは「扉を開けたら通行人にぶつかる」くらいゆとりのないものも見かけますが、光庭があることで「引き」ができ、玄関=「家の顔」としてふさわしい空間となります。光庭自体がそれほど大きくなくても、ここに設けられた吹き抜けにはいろいろな利点もあるのです。
 

光庭のあるマンションの間取り例-2
住戸の中央付近に光庭を設けたケース

それでは次に住戸の中央付近に光庭を設けたケースを示します。
 
【図3】住戸の中央付近に光庭を設けたケース。
【図3】住戸の中央付近に光庭を設けたケース。浴室、洗面所などの水回りに窓をつけることができる。あまり大きな光庭は設けられないことが多く眺望は望めないため、換気機能と明かりとり程度と思った方が良い。


【図3】では、ちょうど住戸の真ん中あたり、洗面所・浴室・便所などの水回りが集まる部分に光庭があります。ここに設けた光庭は、水回りの各室に通風・採光を取り込む役割がメインになります。

現在のマンションでは浴室換気設備の機能も良くなり、機械換気を連続して行えば窓がなくても浴室の内部は乾くものですが、自然の風で乾かした経験のある人にとっては、ずっと機械換気することに抵抗があったり、自然の通風の方が早く乾くことをご存知なだけに「やっぱり窓が欲しい」ということになるのでしょう。

次のページでは、まだまだある光庭があるマンションの利点を見てみましょう。
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