4-2 維持管理対策等級（共用配管）
共用部の給排水管、給湯管、及びガス管の清掃・点検・補修のしやすさを表しています。等級3（最も性能が良い）……マンションの共用配管（給排水管、給湯管、及びガス管）について、清掃・点検及び補修ができる開口部が住戸の外にあるなど、特に配慮されている。
等級2……配管をコンクリートに埋め込まないなど、基本的な措置が取られている。
等級1……その他
ここの項目をチェックする際、等級3が望ましいでしょう。
4-3 更新対策（共用配管）
住戸専用部に共用の排水管が貫通していると、交換時に大変な作業になります
等級3（最も性能が良い）……マンションの共用排水管について、配管が共用部にあり、かつ更新を容易にすることに特に配慮されている。
等級2……排水管が共用部に設置され、かつ配管類をコンクリートに埋め込まないなど、更新を行うための基本的な措置が取られている。
等級1……その他
※等級2以上であれば、共用排水管の取り換えがしやすく、建物も長持ちする仕様になっていると言えるでしょう。
ここの項目では、等級による表示だけでなく、共用排水管が住棟のどの部分に設置されているか表示しています。
□共用廊下に面する共用部分
□外壁面、吹き抜け等の住戸部分
□バルコニー
□住戸専用部
□その他
上記5項目のうち、上3つのいずれかにチェックが入っていれば共用排水管が交換しやすいつくりになっていると考えて良いでしょう。
スケルトンインフィルかどうかチェック
大切なことなので繰り返します。もしマンションの将来性を重視するなら、そのマンションがスケルトンインフィル仕様であることが望ましいといえます。そのマンションがスケルトンインフィル仕様であるかどうかは、住宅性能評価書の下記の項目をチェックすればわかります。
4-2 維持管理対策等級（共用配管） ⇒ 等級3
4-3 更新対策（共用配管） ⇒ 等級2または3
マンションを購入する前に、モデルルームで住宅性能評価書を見せてもらい、ぜひこの項目をチェックをして、将来性のあるマンションを手に入れてください。
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