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知って得する「真冬に暖かく過ごす快適術」(3ページ目)

真冬の室内の快適性を左右するものとは? 実は私たちが「寒い」「暑い」と感じるのは、温度だけではなくさまざまな要素が絡んでいます。そこで、室内環境の「質」を左右する4つの要素について、確認しておきましょう。

井上 恵子

執筆者:井上 恵子

住まいの性能・安全ガイド

基本は断熱をしっかりしてあること

床暖房は床下の断熱がしっかりしてあることが前提

床暖房は床下の断熱がしっかりしてあることが前提

せっかく快適な暖房方法を取り入れても、家そのものの断熱がしっかりしていなければ、質のよい暖かさは得られません。また断熱性の低い家では、真冬の暖房費もかさんでしまいます。

先ほど触れた床暖房も、心地よい暖かさを発揮するのは床下の断熱がしっかり施してあることが前提条件です。もし床下から冷気がスースー入ってくる家で床暖房をしても、その暖かさは床下の冷気に取られてしまいます。

 

窓から熱を逃さない

真冬の家のウィークポイントは「窓」です。単板ガラスにアルミ枠の従来の窓では、そこからどんどん熱が逃げていきます。窓を複層ガラスに替えたり、内側にもう一枚サッシを加えて二重サッシにするだけで、快適性は高まります。

真冬に窓から暖かさを逃さないために、日が暮れるころには雨戸やカーテンを閉め、窓の周りに空気の層を作ってしまいましょう。また、カーテンは厚手のもので、窓をすっぽり覆う、大きなサイズを選びましょう。

マンションと断熱

外断熱工法のマンションはコンクリートの蓄熱性を利用できる

外断熱工法のマンションはコンクリートの蓄熱性を利用できる

このように、真冬に質のよい快適な暖かさを得るために、住まいの断熱性は切っても切れない関係があります。例えばマンションの断熱方法にはコンクリートの外側を断熱材でくるんでしまう外断熱工法があります。

外断熱工法なら、躯体コンクリートの蓄熱性を活かし、床・壁・天井からやわらかな暖かさが放出されて、より快適な、質の高い室内環境が期待できます。

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