まずは倒壊を防ぐ家づくり
阪神大震災での死因のトップは住宅倒壊による窒息・圧死で約67%に及びました。今回は地滑りや地盤崩壊が原因となり壊れた家は多かったのですが、住宅倒壊が少なかったのが幸いしました。
これらのことを考えると、いかに住宅倒壊を防ぐことが大切かがわかります。今回の地震は私達に改めて、地震に強い家づくりがいかに人命の保護に直結しているかを教えてくれたように思います。
はじめの地盤調査は必須!
家づくりを考えている人がまずすること、それは地盤の調査です。そしてきちんと耐震基準を守った家づくりをしてください。今の建築基準法では、関東大震災の2倍規模の地震にも耐えられるよう定められています。
<基礎部分>耐震において地震と基礎の関係が一番重要である。写真は基礎換気口部分にヒビが入り破壊された個所。 |
<小屋組部分>横揺れによって、梁部分の両側が剥ぎ取られていることがわかる。 |
上記の写真は阪神大震災時のもの。撮影:佐川 |
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